小笠原漂流記(3) 雨にも負けず風にも負けず
ダイバーの朝は早い。おはようございます。大きなあくびが止まらんとです。うーたんも眠そうである。
今日は一日ダイビングの予定なのですが。海の様子はどうかなー?と思いつつ、船の上で食べるお昼は自分たちで持ってきてね、ということで、近所のパン屋さんでパンを買い出し。
朝6:30に開店して7:00にはなくなっちゃうとのことだったんだけど、海況不良でツアーが飛ぶところもあったようで、7:00過ぎに行ってもまだラインナップ豊富でした。調子に乗って4つも買ったので、1つは朝ごはんに食べました。島たまごのクリームパンめっ美味。あっという間に完売してしまうのも納得。ちなみに島のパン屋さんはこことあともう1箇所しかないとのこと。
しかしこの曇天ですよ…
本当に船出るのかなー?と思いながらピックアップを待ち、船に乗り込み、ポイントに向かったんだけどーー
すごい波wwwwwww
それでも午前中に「エビ丸」たるポイントに潜ると、小笠原固有種のアカイセエビやカンパチの小群れを見ることができたよ!全部おおお美味しそそそううう_:(´ཀ`」 ∠): ニラミハナダイっていう、国内ではここくらいしか見られない子もいてとってもお腹いっぱいだった。
そうしてるうちに海況はどんどん悪くなり、この一本でギブアップし帰港することに。後から聞いたらこの船ともう一隻位しか出てなかったようで、「よく(船)出したよねーあははははー!」って言いながら戻ってきたのでした。荒れた海はそれはそれで楽しい。
シャワー浴びた後でログ付けをしにダイビングショップ「エスコート」に。昨日のまとめにも後から追加したけど、エスコートさんはログ付けの時にどの辺りで何を見たか、地図や図に起こして教えてくれます。どこで何を見たか、の、どこで、って忘れがちなので、順番に思い出せてとてもありがたい!
そして本日のバディさんたち。
昨日一緒に潜ったオヤマくん(静岡で海洋生物の勉強をしている学生さん)、ダイブマスター講習中のアオイさんとヒデさん、イントラのイトウさん、船長のオオタさん。アオイさんとヒデさんも海洋科学科の学生さんで、海洋大生の多いこと。ヒデさんは自宅でカブトガニを20匹位飼育していて、個体識別ができるんだってよ…特殊スキルホルダーじゃんしゅごい。
ヒデさんが持ってたカメペンもかわいい。
ログ付けをした後は宿でお昼をふるまっていただき、荒天の島内観光に繰り出すことに。荒天はそれはそれで楽しい(2度目)。
ここで見た、タコノキの葉を使った民芸品「タコノ葉細工」を体験できる工房があるということで、船で仲良くなった梓ちゃんにくっついて私も作りに行くことに。
土台から何から全部このタコノ葉を使ってできていて、とにかく軽い。カゴやコースターなど色々作れるのだけど、私はブレスレットを。2時間くらいで簡単に完成しちゃうんだよ!夏らしくてきれい。「女の人は色選びに、男の人は模様選びに時間をかけるのよねー」と話す志保子さん。私色選びに20分くらい掛けてて、そんなに悩む人はあまりみないと笑われた。
ブレスレットを作り終えた後は宿にてごはん。前日ふくちゃんで飲んだ時に誕生日が近い人が多いということがわかったので、今日誕生日会やろう、ということになりまして。デコレーションケーキをオーダーしてくれたり、宿主のガンジーさんがパエリアとかブイヤベースとかお刺身とか白ワインとか、めっ美味なご馳走をたくさん用意してくれたりで、豪勢な晩酌となったのでした。みーんなひとり旅で来てるってなかなか面白いよね。これもご縁だわー。
この日の夜もvliveをかましてくるせぶちに_:(´ཀ`」 ∠):となりつつも、程良い時刻でそれぞれの宿に戻り、天気の回復を待って就寝。海どうかなー。船出せるといいなー。