UNLIMITED EDITION 10 が天国だった

いつの話だよ…って感じですが、帰国直後の荷ほどきインスタライブのアーカイブが残っていないので、記録のために改めて書きおこしをば。

2018年10月の下旬、いつものようにソウルに行きました。1週間弱滞在したのは過去最長だったな…目的はこれです。

 

 

UNLIMITED EDITION 10

 

2017年の初めくらいに、友人から「韓国の本屋さん事情が面白い」という話と一緒に「本の未来を探す旅 ソウル *1」という本を教えてもらってからというものの、すっかりハマってしまいまして。韓国に限らず、外国に行くたびに'独立系書店'という、いわゆる一般的な本屋とは違って個人ではじめる書店…つまり店主の選書にものすごく個性が出る小さい本屋さんや、本・ZINEの少部数刊行をしている人たちを調べては見て回っています。ZINE専門、ハードカバー写真集専門、ファッション誌専門、絵本専門、海外アーティストのアートブック専門、詩集専門、推理小説専門、猫専門…もちろん専門店でなくても、選書に特徴のある書店がたくさんあるので、お店自体に居るだけでもすごく楽しい。そこには店主のセンスで輸入された海外の本や、独立出版物と呼ばれる、個人で作る本がたくさん並んでいます。

UNLIMITED EDITIONはその独立出版物の即売会。作家・イラストレーター・独立系書店・デザインスタジオetcが一同に集まるイベントで、アートブックフェアというと分かりやすいかも。2018年で10回目の開催で、韓国はもちろん、台湾・香港・中国・タイ・オランダ・イギリス・アメリカ・日本etc、近所のアジアやヨーロッパからも参加している人たちがいてとても賑やか。ブース数は200近く(!)もあって、7号線中渓駅*2から徒歩数分の場所にある会場(The Buk Seoul Museum of Art)がすごい熱気だった。どんな感じだったかというと、こんな感じ。

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これオープン直後の様子なんだけど、時間が経ってもぜんぜん人が減らない…むしろ増える一方で「な、なんだこれは!」ってした。すごい。ちなみに入場するのに30分くらい並んだんだよ…すごいなほんと。

 

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写真に収まらなかった…。会場は1階ホール、1階はなれ、2階ホール、イベントスペースに分かれているんだけど、1階はなれは「International Section」となっていて、海外からの参加ブースが概ねまとめられていた。日本台湾タイタイ日本中国台湾オランダ日本香港日本イギリスUSA、みたいにブースがぐるっと壁沿いに並んでて、それが韓国で開催されているアートブックフェアの様子ってだけでもう楽しい。このフロアだけ、標準語が英語みたいになっていてそれも面白かったな。

それ以外のホールは特にジャンル分けされている様子もなくひたすらごちゃっっとブースが密集していて、それも良かった。雑多に並んでて隣が全く交わらないジャンルのブースだと、どんなブースが来るか予想ができなくて楽しい。飲食ブースみたいなのはなく、会場に併設されているカフェでご飯を食べるか、会場の裏にアウトレットモールがあるので、そこまで行って休むか、という感じ。なんせ入場料無料、出入り自由だもんね。ありがたい。

 

ブース数200っていうとちょっとひるむけど、会場に行ってみると意外と全部回りきれる数だなと感じたので、回ったよ全部。細かいお目当なんて2つ3つくらいしか決めてられなくて、見てピンときたものを買おう、と決めていたので、結局何周したんだろう…4時間強位ずっとぐるぐるしてた気がする…。ここからは実際にお買い物をしたブースの紹介をば。

 

・ORDINARY PEOPLE

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学生の時からの付き合いのメンバーで作ったORDINARY PEOPLEは少人数のデザインスタジオ。SMエンタのイヤーブックがきっかけで知ったデザインスタジオなんだけど*3、普段はクライアントワークをやりつつ*4、何か自分たちで作りたい、とはじめたのが、2015年から2年毎に製作される365日全絵柄がちがう日めくりグラフィックカレンダー。その2019年版の販売初日がこのイベント!ということで、買うぞ!!と意気込んで足を運んだのだった。後日このカレンダーの展示が都内に巡回に来てくれて、製作裏話なんかも本人達から聞けて嬉しかった。365枚をスタジオメンバー4人だけで作っていて、初年度は本当にしんどくて二度とやらないと心に誓ってたんだってw 気づいたら今回で3回、し褒められて嬉しかった記憶は残り、しんどかった記憶は消えていき…と言っていて「わかる」となった。

私は小さいサイズを買ったのだけど、韓国ではA4くらいの大きなサイズが日めくりカレンダーの一般的なサイズと知って驚き。めくったカレンダー、捨てるのもったいなくてどうしようってなるので、大きいサイズを買って後から貼ったりしても良かったかなー。東京で話した時に「良かったらスタジオに遊びにおいでよ!」と言っていただいたので、私は間に受けて遊びに行く気満々なのである。

 

・KIOSKKIOSK PENCILKIOSK

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KIOSKKIOSKそのものはセレクトショップなんだけど、ペンシルキオスクの方は名前の通り、PENに関するあれこれをテーマにZINEやグッズを展開している、なんだろう、プロジェクトなのかな…。私は以前、Book Society*5っていうZINEに強い本屋で’Pencil Testing’っていう、数10本の鉛筆の筆跡がひたすらに記録されたZINEを買った事があって、「あのZINEのとこだ!」となった。同じZINEも売っていて、その横にTestingした鉛筆が売られていてなるほど。ここではカレンダーを購入。次ソウル行く時はセレクトショップにも行ってみよう。

 

・YETI

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鮮やかな色の印刷がきれいで、わーと思って近くで見たら全部猫だ…!YEJI YUNさんが実際に飼っている猫(MAMOO)のようで、ポストカードや既刊、グラスもあったな。どれもPOPでめちゃくちゃかわいい。本業はイラストレーターで、猫以外にも色々書いているみたい。

買った新刊、奥付を見たら72/365と記載が。どこで印刷したのかなーと思って奥付見たら、KNUST PRESSのEXTRAPOOL,Netherland…え、オランダ?!遡ったらオランダまで行っている投稿があった…まじか。そのオランダのKNUST PRESS*6も今回出展してたことにこの記事を書きながら気がついて「うわー!」となった。立ち寄ってはいたけどお買い物してなかったな…しとくんだった…

こういうイベントの良い点、出展者同士でどんどん繋がっていくところなので、きっと別の人とKNUST PRESSも新しく繋がったんだろうなー。↓のストーリーアーカイブでさっきの本が印刷されている様子も見れるよ。

KNUST PRESSブースはこんな感じ。並んでるZINEどれもかわいかったよ!

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・INDEPENDENT TYPE DESIGNER EDITION 

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 強めの書体に引き寄せられ、バッチ、ポストカード、ステッカーのセットを購入。ラベルには書体デザインをしたデザイナーとフォントの名前が。ハングル、英語と似てデザインする書体のパターンが少ないから、フォント作るの逆に頭を使いそうだな…。

INDEPENDENT TYPE DESIGNER EDITIONはその名の通り世界で活躍する書体デザイナーによるユニットで、各々がデザインした書体を使って印刷物を作ったりグッズを作ったりしてる。UE10の紹介ページ見たら、ほとんどのデザイナーが韓国の大学を卒業した後ヨーロッパでがっつり勉強していて唸った。ユニットとしてのアカウントはないので、私が買ったグッズの書体をデザインした方のものを。

http://minjooham.com

 

・SEOL DONGJU

旅先でスケッチしたイラストをZINEにしている人(本業はなんだろうなぁ…)。面白いのはその素材になった風景をポストカードにして、ZINEに挟み込んでいるというところ。誌面にしちゃうんじゃなくて、「挟む」って行為が旅行っぽくて良かった。パスポートには搭乗券、行った美術館のパンフレットには入場券はさんだりするじゃない?あのノリなんだよな。

私はニューヨークを買ったんだけど、東京、ソウル、もう一つ、韓国のなんてとこだったかな…場所を忘れちゃった…それぞれ同じフォーマットじゃなく、ZINEのサイズも、一緒にパッケージされているものも違っていてどれを買うか迷ったなー。ネームカードにはその場で型押しタイプのスタンプを押してくれた。かわいい。インスタにはニューヨーク旅行のストリーがどっさりアーカイブされているので、手元にあるZINEと見比べたいなー。

 

・Bridge Ship House

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ブリッジさん出展するのは事前に知ってて、大阪の個展いけなかったので新刊ほちい!となり2階上がって一直線にブースに行ったよ!サイン入れてもらって、カレンダーもお買い上げした。

せっかくなのでゆっくり話をしたんだけど、SHINee案件は過去このイベントに出展している時に声をかけてもらったことがきっかけだったと聞いて、発注する側のアンテナの張り方なるほど…見方を変えれば、めちゃくちゃ鮮度の高い見本市ってことだもんな…となったのだった。学びが多い。ブリッジさんは帰国後、年末に新宿のミニ展示でまた会えてUEの時のーって話もできて嬉しかったです。

BRIDGE SHIP HOUSE official

 

・SUPERSALADSTUFF AND PENPALS

 SUPERSALADSTUFFとPENPALSというユニットの合同出展、ということになるのかな…SUPERSALADSTUFFは母体で、その中の人がsuper_salad(Haeri Chung)さん。PENPALSの方は日本人(KeyBoy・ShiShi Yamazaki)のユニット。日本で買った「KNOT(ver.2)」っていう、紐の結び方を紹介しているZINE*7と同じものがブースに並んでいて「あー!これは私のお気に入りのやーーーつ!!!」ってなった(2度目)。リソグラフの鮮やかな蛍光色の印刷物好きなんですよね…このZINE大好きなので、中の人に会えてめちゃくちゃ嬉しかった。その気持ちを伝えたら「いい話だ…!」ってなって写真撮ったりした笑

ここではsuper_saladとPENPALSのKEY BOYが文通した内容をそのまま収録した本を買った。お互いが相手の母国語でハガキのやり取りをするもので、個人情報以外全部載っているんだけど、書かれた文書に対しての文法の補足?ダメだし?が添えてあってめちゃくちゃ面白かった。アイスやお菓子のパッケージをカットしてポストカード代わりにしててそれも良い。ほら、FREITAGもトラックの幌をカットして作ってるわけでさ、通じるものがあるよね。ポストカードの絵柄を眺めるだけでもふふっとなるな。うん、これは良い本。おまけでそのポストカードが付いてきて嬉しかった。

https://cargocollective.com/super_salad

 

・PRESS ROOM

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デザイナーYang Jieunさんが運営する出版/デザイングループ。「RC」っていう小さい本とステッカーセットを2つ買った。RCってRubberConesの略なんだけど、これが何かって言うと、フランス・日本・オランダ・韓国・スペイン・スイス・アラブ・イギリスで撮った、三角ポールの写真集…ニッチ…!三角ポールの比較とかしたことある??ないよ!!買いだろこれは!!w っていうテンションだった。

ステッカーセットは、OpenRecentGraphicDesignっていう、グラフィックデザインアーカイブを通してデザインに関する批評議論をするためのプラットフォーム発のもので、PRESS ROOMはこれに企画として関わっている、ということみたい。活動が人それぞれ様々で面白いなー。

 

TOTOTATATU

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STATIONからリリースされたYESEOのデジタルシングル(Privacy)のジャケットイラストを描いていたイラストレータSeo Youngさんが、新刊「Universal Pizza Club」出すよ!って言うてる告知を見かけて。ユニバーサルピッツァクラブってなにww ってなるじゃない(褒めてる)?単語が強いし、イラストも強い。描きたいものをひたすらに描いて詰め込んだって言ってるだけあって、発表されるイラストはとても自由で、何なら毒っ気もちょっと感じてとっても良い。お化けとか人魚と一緒にピザ食べてるのかわいかったなー。

 

・6699press

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デザイナーのイ・ジェヨンさんが運営する一人出版社だそうで、デザイナーの役割を考えつつ、既存の出版社ではできないことをしようとして始めたんだって。私は日本のある本屋さん*8に教えてもらった韓国の銭湯の写真集がきっかけでここを知ったんだけど、この日もその本を売るぞ!!という気合いの入ったブース展開を見せていて好感度がとても高い。ジェヨンさんの人柄もよく、何度も来ては買うか悩んでいる私を見て、NGだったクレジットカード払いを別のお店に協力してもらってまでOKにしてくれたの…やさしい…。その男義に「そこまでしてくれるなんて!!買います!!」と、見事に陥落した私、このイベントで一番重たい本を買うこととなったのだった。

他にも、手ぬぐいやうちわ、メッシュバック、それと、韓国の銭湯で実際に使われていた靴箱の鍵がキーチェーンになって売ってて、これは銭湯で展開するべきでは…?となったし、ここまでやるとなると確かに、既成の出版社ができることではないよな、という。日本では温泉のマークだけど、韓国だと銭湯のマーク、ってことなのかしら。鍵、日本の同じタイプのものより一回り大きかったよ!

 

・PLUTOSHIN

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色々なブースを見ていて、どんなに大きくてもA4がいいところなサイズ展開の中、群を抜いて大きく、群を抜いてお値段のする(50000Wだったかな…)ZINEが売られていたのがここ。遠巻きに見たら、真っ黒な誌面に機械的なパターンがそれはそれは美しく印刷されていて、これはなんだろう…と興味本位で手にとってみたんですよね。そしたらびっくり。これ、夜の高層ビルの窓明かりだ…!幾つかのそれを合成して作品にしてるんだ…!うわーうわーとなって写真集のタイトルを見たら「Urban Astoronomy」…セ、センス!!!!買います!!!!と、一番高い熱量で買った本。夜の高層ビルの窓明りに宇宙を見つけるって、なんつーセンスなんだ…すごいな…

Shin Byeong-gonさんは空間と都市をモチーフに、写真を素材にした作品を作ってる。本業はフォトグラファー。Urban AstoronomyはURBAN TRILOGYっていうシリーズのうちの1つで、他にもDifferentiation、Telemeticsがある。どれもマンションや高層ビルの壁面や窓の写真が素材になっているんだけど、アプローチがめちゃくちゃ理系で面白いので、是非インスタ見て欲しいなー。

 

・APERTURE BROUGHT ME HERE 

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International Sectionにいたタイからのブースのうちの一つ。2018年6月にバンコクに行っていたので、良い熱量のままタイの方と話ができてよかったなー。彼はタイだけじゃなくアジアのアートブックを点々と渡り歩いていて、自分が参加したアートブックフェアで次の繋がりを得るんだって。今回も中国から出展している人と話せて、そこに出展することが決まったって言ってたと思ったな。そういうバイタリティ大事にしていきたい。

ここでは「Repeat Repeat」っていう豆本を買った。タイの風景の中にある「繰り返し」のモチーフを切り取った豆本で、スタジアムの椅子、大量のスプレー缶が置いてある様、工事用具が入っていた空ケースが重なっている側面…バンコクの都市部のカオスにも整然とした”パターン”があるんだなーと思うと、対比が面白かった。上海のアートブックでまた会えるかな?会えるといいなー。

[ ตั้ม ] Wuthipol Uj.

タイからはもう1組参加していたんだけど、こことは対象的にかわいらしい作品が多くてそれも興味深くて、振り幅がすごいな…となった。韓国のクリエイティブと言ったらこういう感じ、というようなまとめ、タイにおいては自分の中で全然確立できてないので、もう少したくさん量を見たいなー。

 

BANANAFISH BOOKS

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このイベントで唯一(だったと思ったんだけどな…違ったらごめん)の中国からの参加。上海を拠点にするアーティストブックの出版社で、イベントや展示のキュレーションもやるし、ZINEの発行のお手伝いもする。私がずっと五月は中国に行くと言っているのはここが主催するUNFOLD2019っていう、上海のアートブックフェアに遊びに行くからです。ブースにいた彼女は英語が堪能で、このイベントが気になると言ったら最後の一枚だったフライヤーをくれた。

私が手に取ったZINEは服部一成さんによるもので、買った当時は「誰だ…聞いたことある…」と、記憶がぼんやりしてたのだけど、調べてたら「あ!あー!え、この人ZINE出してるの?!」となったのだった。このZINEはこのBANANAFISHが発行していて、200部限定のよう。ストライプだけでひたすら旗を描いていくZINEで、リソグラフの蛍光色と相まって目がチカチカしちゃう。

個人的に気になるのは検閲なんですよね…書籍は必ず入るんだと思うんだけど、ZINEってどうなんだろう…治外法権なのかな…もう少し聞いてくればよかったけど、諸々は5月にわかるってことで。

http://a-perfect-book-for-bananafish.com

 

・SUMMER FOREST*

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作家の方がとにかくずっとお客さんと話していて、ずっと人だかりができていたなー。平壌に関する本を並べていて、私は平壌のプールのポストカードセットを買った。レトロで昭和感漂うプールの写真、趣が深くてよかった。いやー、言葉が分かれば、これを作ると決めた経緯とか、実際にどうやって作ったのかとか色々聞けるんだけどなぁ。

ポポタムのブースに遊びにいったときに店主と雑談がてら今回のトレンドの話を聞いたのだけど、北朝鮮をテーマにした本をよく見かけた、と言っていた。こういうところにも政治の影響があるのか、なるほど。

 

ふーーー。抜けてるところもありそうだけど、これ以外にも、日本や韓国で少しずつ買いためたZINEや雑誌が置いてあるブースに何度も出会って、その度に「あぁこれ持ってる…!あなたが中の人だったのね…!」っていう気持ちになれて本当に幸せだった。シリーズのものは続刊があったりするわけですよ、キリがないのよ…。ものすごいアドレナリンが出ていたので、数時間で300,000ウォン*9を溶かしたのだけど、これでも自制した方なのよね…スーツケース小さくして置いて良かった…。紹介できてないブースがまだあと10以上あるので、どこかで改めて話ができるといいなー。

 

ぐるぐると会場を回っていると気づきもあって、どんなトーンのイラストが多いのか、どんなテーマの本が多いのか、韓国のトレンドとそれ以外の国のトレンドはどうちがうのか、とか、色々。先にも書いたけど、今回は北朝鮮をテーマにしたZINEや本が多かったようで、それもトレンドよねと。毎年通うことでの気づきもあるんだよな。それは2019年以降にまた書きたい。

どのブースも総じて熱量が高いのだけど、これから活躍するだろう作家やユニットの青田買いをする場所としてもめちゃめちゃ機能してる。Bridgeさんから聞いた話に通じるところもあるのだけど、今この場で目にした物が琴線に触れるか触れないかで判断して仕事の話になるの、素直で良いなぁって思う。独立系書店やリトルプレスとして出展している所も、自分たちの本やグッズはもちろん、今一番並べたい本を並べているわけでさ。私は単に元々ビジュアルブックが好きで、この界隈に関心があってきているだけなんだけど、見つけたくて来てる人にとっても良い場所なんだなーと思ったのだった。

 

……いつまでも書き続けてしまうので、最後にこのイベントの一番重要な出展者の紹介(ブースの写真を撮っていなかった…)をしてこの記事を締めることにします。 

 

・YOUR MIND

ホンデからバスで10分くらい行ったところにひっそりとある、THANKS BOOKSと並んで独立系書店/リトルプレスの双璧をなすお店。入れ替わりの早い界隈だけど、今年の5月で開店9年経つの本当にすごい。ここの店主のイロさんが、UNLIMITED EDITIONの主催者。お店では独立出版物だけを扱っていて、読み物も見て楽しめるものも充実しているので、ぜひお店に行って見てほしいです。猫もいるよ🐱

イロさん、81年生まれだったかな…私と歳が近いんですよね。冒頭で紹介した本「本の未来を探す旅 ソウル」でもがっつり紹介されているので、良かったら読んで見てほしいなー。

 

UNLIMITED EDITION、ソウルファッションウィークとも会期が被りやすい*10ので、色々なカルチャーに触れる良い機会だと思うの。例年通りなら3月くらいに日程がでるので、興味を持ってくれた人はぜひ行きましょう!私もまた行きます\\ ٩( 'ω' )و ////

 

http://unlimited-edition.org

 

 

*1:去年の初冬に台湾版も発売になった

*2:ソウル駅から1時間位

*3:彼らが2015年版の装丁を手がけていて、ポートフォリオが検索でヒットした

*4:MBCのグラフィックアイデンティティや、SEVENTEENのIDEAL CUTソウルコンでのキービジュアルを手がけたのも彼ら

*5:https://www.instagram.com/tbs_book_society/

*6:http://www.knustpress.nl

*7:https://cargocollective.com/super_salad/KNOT-Ver-2

*8:目白のポポタム。今回のイベントにも出展してる、知る人ぞ知る日本の本屋さん。お世話になってる。

*9:日本円で3万円くらい

*10:10月中頃開催が多い