K-POP2年生が2018年に良く聴いた曲ピックアップ

CALL! CALL! CALL!のバイクの車種の特定にお熱をあげ、じぶんのツイートを7割ほどまとめたところで下書きを残したまま力尽き、まぁまぁな時間が経ちました。本当に時間が過ぎるのが早い…

 

音速で終わろうとしている2018年ですが、たぶん過去イチ知らない曲を'聴き続け'た一年だったと思います。色々聞きたいけどとにかく検索のために慣れないハングルを入力するのが面倒でしかたなかったので、探すんじゃなくて機械的に聞くルーチンの中でお気に入りを拾うやり方に変えた…そのおかげでなかなかに気づきの多い一年となりました。

ちなみに今年、製作陣やアーティスト公式アカウントから放たれるプレビューを流し見した程度で、MVは殆ど見ていません。勿体無いか、勿体無いよね。でも量を聞くぞという気持ちで1年過ごして、曲を聴いて絵が浮かぶかどうかを楽しんだところもあるのでこれはこれかなーと。来年はもっと見ようと思います。

 

そんなわけで、今年は少しずつApple Musicでお気に入りのプレイリストを作…ってたんですけど、ちょいちょい無い曲があり、「あぁん?!」となってプレイリスト作りは頓挫しました…melonは生きてるのでもうそっちで見て…

 

2年目もランキング付けをするのではなくて、印象に残った曲とか特定のシチュエーションでグッときた曲をメモしていきますー。

 

▼姐さん呼び待った無しの2人

QUIET DOWN - SAAY

QUIET DOWN

QUIET DOWN

SAAYの曲はどれも音の流れのうねりがすごい。トラックが分厚いというか、この分厚さにペラッペラの声だと曲に負けてしまうんだけど、SAAYの声はそれ負けずにめちゃめちゃ強くて分厚いので、曲が'壁'!って感じがする(?)。本当に隙がなくて、「どこから喧嘩を売ってもメンチ切られて終了、喧嘩にすらならない」みたいな強さが、SAAYにはあるのだよ。ほんと、姐さん呼び待った無し。

姐さんは今年出したclaassicってアルバムがめちゃめちゃ良かった。Encoreは強い姐さんだし、JAAMはサビでトラックがガンガンねじれていくのが最高に癖になる。VODKA&LEMON SHOTとか、曲名だけでも姐さんみがある。2019年、絶対生で見たい人の一人。

ENCORE

ENCORE

JAAM

JAAM

CLAASSIC

CLAASSIC

 

Damn - YESEO

Damn

Damn

  • YESEO
  • エレクトロニック
  • ¥255

SM STATIONでリリースしたPrivacyがきっかけで名前を覚えたYESEO。SAAYで取り上げた曲が凹凸の凸だとしたら、この曲は2018年イチ凹というか、気持ち良い位、ものすごい奥の奥の底の方までストーーーンと落ちていける。日差しとかそういうのが何にも届かない、暗くて目を開けても何も見えない、手探りでひんやりした地べたを探ってもちょっと湿ってることくらいしかわからないような…連想させる時間としては深夜以外ない感じ。

気持ちを鎮めたい時とか、集中したい時とか、自分に籠りたい時によく聞いたな。リリースは7月だったんだけど、聞くだけで体感温度が何度か下がるので、真夏の夜に聞くのがおすすめ。

 

▼バブルの匂いがプンプンする曲

Moonlight - NeonPunch

Moonlight

Moonlight

グループ名も去ることながら、曲からもネオンとディスコとミラーボールと、あと扇子wが舞い踊る絵がバシバシきてる。間奏のところだって、絶対にフロアの照明消えてチカチカ光るあのライトだけになるでしょww 加えてサビの「おーるあいにーじゅーあいにーじゅー」のキャッチーさ、完全に脳内に刷り込みにきてる。

どう切り取ってもカロリーが高いので話すと笑いにしがちなんだけど、めちゃくちゃクラブ映えする良曲だと思うので、何度か大きな音で聞くことができて嬉しかったなー。

 

▼フロアで聞きたい・聞けて嬉しかった曲

ある程度の量を聞き続ける中で、'少し早いテンポ'で'音数が少ない'曲は刺さりやすい、っていう自分なりのセオリーに気づけたのだけど、おそらくそれに則っているだろうお気に入りを幾つか。どれもフロア映えするので大きい音で聞きたい。

NIRVANA(feat.PARK JIMIN) - Ravi

https://itunes.apple.com/jp/album/nirvana-feat-park-jimin/1338668293?i=1338668307&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog

「しゃ、シャンデリアと大粒のダイヤと黒い革のソファとミンクのコートを着た美女だ…かっこいい…」となった曲(?)。ギラギラしてるわけでもないし、ラグジュアリーって単語とも違うし、なんて言うんだろうな…すごく高くて度数高めのお酒が出てきそうな…(??)。低い天井から生えるものすごい存在感の特大シャンデリアを背負いながら、煽るように下からゆっくり回されるカメラに向かってラップするRaviくんに、スってカットインするPARK JIMIN、最高にいい女だな…!って絵を勝手に作ってハァーーってしてたんだけど、MV全然違くて笑った(こういう事が今年何度もある)。私のヒップホップに対するイメージどんだけ治安悪めなんだろう…改めますね…。サビに向かってビートが増えて加速していくのも気持ち良いし、何度かフロアで聴けて嬉しかった。

RaviくんがVIXXの人だとこの時の私は知らず、この人桃源境してたの?!とびっくりしたのだった。

 

Wang Like Alexander (feat. GRAY) - Hash Swan

https://itunes.apple.com/jp/album/wang-like-alexander-feat-gray/1351137928?i=1351137935&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog

開口一言目の「난 알렉산더처럼」がどちゃくそかっこよくて「ハーーーー?!」ってなりながら延々と聞いた。へしゅ、これをきっかけに遡って聞いたけど、音数というか、音色をしぼりがちで、隙間のある曲が好きな私はどの曲もわりと刺さりやすい。ma$Himaroとかもイントロ終わって音が分厚くなって、へしゅのラップのところでスッと厚みが引く展開、すごいかっこいい(すごいかっこいい)。でもその中でもWang Like Alexanderは別格中の別格だ…。 

後に出てくるPenomeco然り、どうやら私は鼻にかかった声がどうやら好きみたい。舌ったらずかと思ったらキレッキレのラップが飛んでくると「うわぁ!!」ってなる。言葉のはめ方の気持ちよさはリズム楽器と同じなんだな、っていう、元々ドラマーを長年押している身としては納得感の強い気づきがあって、いよいよこの界隈への踏み込み方を強くするのだった。ていうか、去年来てたのか…言って…???見たかった……😭

GRAYが絡む曲は私にとってそこそこ打率が良くて、SleepyのIDも良く聞いたな。オープンカーで夜の高速を飛ばしたくなる気持ち良さ。今年GRAY名義でリリースあったのかな…あんまり見かけてない気がする…

ID

ID

 

Money Talks (feat. Leellamarz) - FR:EDEN

Money Talks (feat. Leellamarz)

Money Talks (feat. Leellamarz)

  • FR:EDEN
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255

そのクラブにあるミラーボール全部もってこい!!ってくらい、きらめきがすごい。いや、Money Talksって曲名な位なので、歌詞にも「Dollar Dollar Bill yo」とか「Money on my mind everyday」とか真っ直ぐな言葉がたくさん出てくるんだけど、本当にすごいの、きらめきが。オフホワイトにパールやスワロフスキーびっしりのオープンカーに乗ってシャンパンタワーにつっこんだりしちゃうようなきらめき…(?)リリース時期通り、まさに年末だー!って感じ。Tonightも地続きのきらめきで良かったし、アルバム全体的にきらめいててとても好き(きらめきって言いたいbot)。

Tonight

Tonight

  • FR:EDEN
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255

そんなに意識してなかったんだけど、FR:EDEN今年たくさんリリースしてたのね…リリースする時期によってその時に聞きたい、って曲を出してくれる印象なので、お気に入りリストにも頻出してた。中でも2月に出したこれが、冬の夜暖炉の前で聞いて安眠できる曲だなって思って、そろそろ聞きたい季節がきたな、ってなるな。

If You Can't Fall Asleep

If You Can't Fall Asleep

 

▼たった四文字のフレーズですごい爪痕を残した曲

OSAKA (Feat.ZICO) - ELO

OSAKA (feat. ZICO) [From GRADATION, Vol. 4]

OSAKA (feat. ZICO) [From GRADATION, Vol. 4]

  • ELO
  • R&B/ソウル
  • ¥255

イントロ3秒と出だしの「オォサカアァァァァ」を聞いたらもう忘れられない。法善寺横丁の始発前の空気をどうしておまえが知ってるんだ?!ってなる。もちろん法善寺横丁の始発前の空気ではないんだけど(ただ道頓堀には近い)、「オォサカアァァァァ」の入りでクスクスする段階で止まってる人、これ歌詞を頭に入れて聞くと死角から右ストレートをガーンとくらう事になるからさ…気をつけてホント…。ELOがキレイな声で歌うパートももちろん、ZICOのキレのよいラップパートの歌詞が、トラックの空気と相まってまさに'慕情'とか'哀愁'って言葉そのもので「ギエエエェエ」ってなる。日本人が聞いて一番耳に残るところらへんの和訳抜粋と記事リンクも置いておきますね…

聞こえないな 大きい声で言えよ
what?
突然そんなのありかよ
馬鹿げてるけど どうしようもないだろ
お前は悪くないから
いきなり一人旅するはめになったな
Shit 
ふわふわ浮いてる自分を拉致して 
ホテルの部屋に放り込む
Suite Roomで 時差もないのに なかなか眠れない
道頓堀、酒を一杯ずつ
心斎橋、ショッピング一回り
ああもう 意味ないな
美味しい店よりお前と食べる出前がいい

ELOはGraduationっていうシリーズを、今年の5月中頃から4週連続リリースしてて、OSAKAはそのvol.4にあたる。vol.1の、Penomecoを客演に迎えたOh Iも良い。こっちはビートが強めで、叫ぶように歌ってるのが印象深い。慕情というより葛藤みたいな印象だけど歌詞の真相やいかに。

Oh I (feat. PENOMECO)

Oh I (feat. PENOMECO)

  • ELO
  • R&B/ソウル
  • ¥255

 

▼イントロがめちゃめちゃ仕事してた曲

fromis_9 - Close To You

https://itunes.apple.com/jp/album/close-to-you/1394445838?i=1394445843&at=10l8JW&ct=hatenablog

これ、この後にThink of Youっていう曲を控えた、アルバム全体のイントロにあたる曲なんだけど、まぁまず聞いて。歌ってないわけじゃないと思うんだけど、朗読してるとも違う。メロディがあるようなないような、トラックに合わせているような、いやトラック'が'合わせているような…。韓国語が分からない私は何喋ってるのかさっぱりわからないのだけど、声のトーンから察するに決して悲しい事は言っていないし、きっと「これから私は」的な詞を読んでいるに違いない。繰り返すけど私は韓国語がわからない、わからないんだけど、トラックがそう言ってるだよな…。言葉がわからなくてもトラックが聞く側の気持ちを盛り上げてくれるし、朗読してるはずが何だか歌ってるように聞こえてくる。

これ結構すごいことだと思っていて、このおかげか、はじめ「これ…は…?」と戸惑っていたはずなのに、最後にドアをそっと開ける(閉じる?)音を聞く頃には『これから私は…新しい世界に行くの…!見てて…!』って言ってドアの向こうに走っていく女の子に「いってらっしゃい!!」ってする気持ちになるんだよ…わかる?この、楽曲の世界に引っ張り込む力の強さ。そこからのThink of Youが最っっっ高に引き立つんだよ…!

https://itunes.apple.com/jp/album/think-of-you/1394445838?i=1394445844&at=10l8JW&ct=hatenablog

いやー、イントロとしての大役をこんなに果たしてる曲に出会ったことがなかった。すごいよ、本当にすごい。To. Dayっていうアルバムで圧倒的に重要な曲は間違いなくこのClose To Youっていうイントロ曲と、そこからのThank of Youで、この二曲がアルバムの世界をバチっと固めてる。そのThink of Youに続くタイトル曲もとてもかわいくてキャッチーで、MVもまさにイントロでくぐったあの扉の向こう、みたいな感じで良かったなー。

ちなみにClose To You、LiarLiarでどなたかがまさかの原曲のままかけてて「マジ?!??!!!!!?!」ってなったんだよな…その瞬間の私がこちらです。沸いたオブザイヤー。フロアで聞くClose To You最高だった。あはは。

 

▼「これは絵コンテおこせるわ」となった曲

私が好きになる曲の傾向の1つに、聞いて絵が広がるもの、っていうのがあるんです。「これは夜の高速だな、多分横浜あたりで、ちょっとむしゃくしゃしてる」とか「真っピンクの部屋で白いハットかぶってステップ踏んでる絵が見える」とか「芝生で昼寝してたらよその犬にお腹ふまれて起こされるやつじゃん」とか。そういう、MVと全然関係なく勝手に絵が動いた曲の中でもこれは全編絵コンテが起こせるぞ、となったものを。2つほど。

LAY - 夢不落雨林

夢不落雨林

夢不落雨林

  • Lay Zhang
  • マンドポップ
  • ¥255

これ中国リリースのアルバムなんだけど、いやーー、曲名に使われている字面と曲聞いた時に浮かぶ絵が寸分の狂いもないってすごくない?完全にどこの国ともわからない密林で迷う音がするし、絶対に変な色した怪鳥が鳴いてる。見たことの無い部族に手招きされるがままについて行って、2度と元の場所には戻れない、ここは夢か現か、みたいな香りがプンプンする。そうだな、全体的にお香焚いてる感じがするな、このアルバム。私は中国語はさっぱりわからないのだけど、夢/不/落/雨/林の一文字ずつがどれも音色そのものだし、ジャケットの色使いもバチッとはまってるし、すごい感性だなと思ったのをよく覚えてる。(そしてこれを書いてる時に初めてMVを見たのだけど、全然違っててウケるw)

これ、なんならアルバムの他の曲も概ねこんな感じで、これとかもすごい。そんな中に混ざって'麻婆豆腐'って曲もあるから「はぁ?!」ってなる。

催眠術

催眠術

  • Lay Zhang
  • マンドポップ
  • ¥255

香水

香水

  • Lay Zhang
  • マンドポップ
  • ¥255

麻婆豆腐

麻婆豆腐

  • Lay Zhang
  • マンドポップ
  • ¥255

LAYくん、去年聞いたこれもすごく良かったんだよな。パッケージされてる世界がだいぶ近代的というか、なんていうか'硬くて無機質'なので聞き比べると楽しいと思う。次がこんなに有機的なアルバムだと思わなかったので、そのギャップも面白かった。I'm the lead sheep of Chinaではじまる世界ほんと強い。

LAY 02 SHEEP

LAY 02 SHEEP

  • Lay Zhang
  • マンドポップ
  • ¥1528

ちなみに、夢不落雨林と同じように、熱帯雨林で変な鳥が鳴いてるタイプの曲(?)だとHanhaeのOrganic Lifeがスマッシュヒットだった。Hanhaeはこの後にリリースした曲もどこか有機的でとても好きだったなぁ。

Hanhae、もう少し後にPeakboyの曲で客演してて、それも軽快で良かったな。

Birthday (feat. Hanhae)

Birthday (feat. Hanhae)

すごく余談だけど、この、熱帯雨林で変な鳥が鳴いてる系が琴線に触れる人は、騙されたと思ってGRAPEVINEのこれも聞いて見てほしいなぁ。夢不落雨林とはまた別のタイプの熱帯雨林のスコール明けが体感できるよ。

Big tree song

Big tree song

 

熱帯雨林の話がすぎた…もう1つは打って変わって屋内の話。

JONGHYUN - #Hashtag

#Hashtag

#Hashtag

冒頭から定期的に鳴っているジリリッていう短いベルの音が、私にははじめからずっと、古いホテルのエレベーターが出発するベルの音に聞こえていて。エレベーターボーイに扮したジョンヒョンが、夜勤の間、少し奇妙なホテルのお客様のルームサービスに行ったり来たりするMVがブワーーーーッと出来上がった曲だった。

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ホテルのお客様には上半身がカエルの人もいれば、美人なのに顔が2つ生えてる人もいて、膝下くらいの背丈の小太りで朗らかな紳士もいれば、あれあなたはミンホゥによく似てる…?みたいな人も。

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深夜から突然泊まりに来るめんどうな客を部屋に案内し、ある部屋では猫足のバスタブから漏れるシャボン玉のような水滴に包まれて溺れている人を助け、ある部屋ではテレビが映らないと癇癪をあげてたらテレビに閉じ込められてしまった人をなだめ…。やっと対応を終えたところで荷物だけでいっぱいになって故障しそうなエレベーターを直し、「やれやれ、やっと夜勤が終わるよ。次の勤務はいつになるのかな」って顔をしながら、エレベーターに乗り、あるはずの無いフロアで降りて行く、っていう………

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ここでもまた繰り返しますが、私韓国語がわからないので、歌詞で何言ってるのかさっぱりわからないんですよね。でもわからないままでいいやって思うのは、こういう、聞いた感じだけで勝手に絵が広がってくのが面白いからっていうのも理由の1つ。

2017年のまとめでもLove Is So Niceをピックアップしたけど、ジョンヒョンの曲は楽曲に込められた情報の密度がすごい。聞いた瞬間に耳から脳みそ目掛けてイメージが洪水を起こすことが度々あって、#Hashtagはまさにそんな感じ。

Poet | ArtistはShe Isの外向きなエッジや力強さとは違って、なんて言うんだろう、内向きに糸がたくさん絡まっていて、とぷんと水面下に沈んでるイメージなんだよな…上手く言えないんだけど…。ひとつひとつの曲は繊細に繊細に作り込まれていて、面に見えるものが実は細い線で隙間なく塗りつぶしてある、みたいな。Rewindも、シンプルに聞こえるんだけど、なんていうか、靄というか、霧がかってるっていうか。出口が無い密閉感の中で、音と音の間に粒子がぎっしり詰まって胎動してる感じがする。私の中ではこれと、先に書いたYESEOのDamnを、深夜に続けて聞きたい。

Rewind

Rewind

ひいき目を取っ払ったとしても、とても良いアルバムなだけに、これが最後のソロアルバムだと思うと今でも言葉に詰まるなぁ。

Poet Ⅰ Artist

Poet Ⅰ Artist

 

▼推しオブザベスト

復習をしておくと、私の推しはウジくん(SEVENTEEN)、テミンさん(SHINee)、あと今年からPenomecoが加わりました。突然のペノメコ。それぞれの楽曲でこれ、というものを。

 

Oh My! - SEVENTEEN

Oh My!

Oh My!

おっちょなはね、この一言に尽きるなー。

夏のミニアルバムにこの、爽やかで、少年じゃなくて青年としての清々しさを持ってくるとは!Don't wanna cryとClap、CHANGE UPやRun to youを経てここに戻ってくるのか!清涼ドルの帰還エモいな…!!ってなった。楽曲として原点に戻ってくるタイミングの選び方や、'清涼ドルの帰還'としての曲の落とし込み方がめちゃくちゃ上手で、そういうプロデュース力の高さが、ウジくんを推す一番の理由なんだよな…( ˘ω˘ )と、思いがけず私も原点回帰したのだった。

日本デビュー曲のCALL CALL CALL!は「えっ、すごいJ-POPじゃん!!たのしい!!」ってしたのと、MVにでてくるバイク車種特定が超楽しかったっていう…

なので、なんていうか、聞いたというよりは「一緒に遊んでくれてありがとう!わーい!」みたいな気持ちだな。今年この二曲が出た事で初期のマスターが突然復帰したりもしてて、それもわかる、ってなった。

今年のせぶちはフルアルバムが出ていない分コンサートをたくさんしていた印象があって、「いっぱい聞いたな」と言うよりは「いっぱい見たな」なんだよな。ただ、フルアルバムは作ってないけど、ウジくん、今年の夏のソウルコンのために自分も含めメンバー全員分のソロ曲書き下ろしてて、日本デビュー用の曲も含めると仕事としてはフルアルバム丸々一枚分以上はこなしてる。なので、曲の話よりはステージの話がしたい。書きたいことが山ほどある。そのうち書く現場の話でもう少し触れます。

 

I Want You - SHINee

I Want You

I Want You

I Want Youの話をする前にGood Eveningの話をしないといけないので、まずはこっちを。

3枚目のうち1枚目はどの曲も夜が明けないっていうか…UndercoverもJUMPもAll Day All Nightも夜に捉えられてる印象があって、何だか心配になったりもした(You&Iで夜明けが来るな、って感じだけど、明かりがあまりさしてない、明け方も明け方な印象だった)。Good Eveningは振付もそうだけど、ためてためてためて最後に感情を爆発させるパフォーマンスで、でもその、これがというより1枚目のep全体が「ためにためている」というか。なので、2枚目のepのタイトル曲(I Want You)を聞いた時に「あぁ、気持ちがちゃんと解放されてる」と思ってほっとしたんだよな。

私には、声に出して歌った時に、涙腺の制御スイッチを壊してしまうメロディラインというものがあるんですけど(YUKIのPrismとか、宇多田ヒカルの誰かの願いが叶う頃とか、歌詞の意味とは関係なく、なんでだかわからず気持ちが落ちている時に歌うとボロボロに泣いちゃうしそれでスッキリする)、I Want Youもそれにあたるようで、家で歌いながらめちゃくちゃ泣いたなぁ…。先に書いた「夜に捕まって」いて「気持ちが解放され」たのはひょっとしたら自分のことだったのかもなー、なんて、今これを書きながら気付きがあった。

SHINeeは今年おテム、ジョンに続いてキーくん、オニュさんもソロデビューをし、兵役リレーがいよいよ始まった感がある。キーくんのアルバムは本人も「Popがやりたかった」と言っていただけあって、切り取る面はどれも違えどみんな間違いなく「Pop」で、その中でもCrushを客演に迎えた、文字通りOne of Those Nightって感じの”いつものような、でも何でもなくない夜”な空気を纏ったタイトル曲が、ピンと緊張しててとても映えてたなー。

オニュさんのソロは、あったかいオフの日に朝のんびりお茶を飲みながら「今日はあの本とあの本を読もうかな」ってロッキンチェアでぼんやり過ごす、みたいな、ヒーリングミュージックの塊のようなアルバムで、他のメンバーのソロアルバムの中でも圧倒的にマイルーム感が強い。四者四様だけど、SHINeeにおける四者四様の特長をよくもまぁこんなに的確に形にしたものだなぁ…と思ったのだった。Signが、このアルバムの中でも気持ちが跳ねる曲で私は好きなので、ピックアップはそれを。

Sign

Sign

 

COCO BOTTLE - PENOMECO

COCO BOTTLE

COCO BOTTLE

今年新しく増えたアイドル以外の1PickことPenomeco。春のソロライブはタイミングが合わなくて行けず、その分年末に渋谷とソウルでライブを見る事ができて今特需の真っ最中ですね…好きです。

今年のはじめ、L.I.Eがリリースされた時に誰これと遡った事がきっかけで、その後「お」ってなる曲で「ぺのめこってぺのめこ?」となる事が何度か続くこと数ヶ月(Good Morningはもちろん、DinDinのAloneのクレジットにもいたな)。COCO BOTTLE、キャッチーさは言わずもがなで、何が面白いかってトラックの音色と歌詞の乗せ方。コーラの栓を開け、グラスに氷をカランと入れ、注いでシュワーってなって、一口飲んで「ッアー!」ってするまでの音がイントロの後もずーっとあちこちにいて、注ぐ時のトゥクトゥクする音はそのまま歌詞にいる、みたいな。めちゃめちゃコーラ飲みたくなる。コーラのCMに使ってなかったなら今すぐにタイアップしてほしい。

MVはずっとこんな感じ(かわいい)で本人が出てこないので、日本の初ライブ(渋谷)でやったCOCO BOTTLE動画を貼っておきますね…この日が私も初の生ぺのだったんですけど、サービスがすごかったので、マイカムにもえぐい指差しがくるからな…こわい、ほんとうにこわい。

ぺの、同じ時期に出てたCrushのミニアルバムで客演もしていたんだけど(Endorphin)、遡った時にこれを聞いてなかったらこんな風になってない曲ことWTFのフレーズが入ってて、別の人の曲ながら「ずるい!!!!」ってしてた。ファンカム見てたらそのパートはCrushが歌っていたのだけど、粋な遊び方だなぁ。こういう遊びに気がつけるようになったのも嬉しいことだ。

https://itunes.apple.com/jp/album/endorphin-feat-penomeco-punchnello/1411840699?i=1411840714&at=10l8JW&ct=hatenablog

ぺのについてはまだしゃべるぞ…この間出したGardenって初epがとても良かった。最上階のバーに行こうとエレベーターを降りたら特大のシャンデリア越しに最高の夜景が飛び込んできた的な、ロイヤルの極みのような曲の入り方をする一曲目のCOOLはめちゃくちゃおしゃれだし(客演のtobi louはバーノンとも仲良しだからCARATは聞いて)、No.5の、Endorphinと親和性の高い匂いも凄く良い。メロディへの歌詞の当て方が好きで、サビ前の「I wanna know our chemistry」の下りやサビの「You're the only one. I need you 24 hours」の乗せ方がとても気持ちよい。声はもとよりリズムの取り方が、私の琴線に合いやすいのかもしれないと思っている。

COOL (feat. Tobi Lou)

COOL (feat. Tobi Lou)

  • PENOMECO
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255

No.5 (feat. Crush)

No.5 (feat. Crush)

  • PENOMECO
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255

このアルバム、コンセプトが「香り」になっていて、曲ごとに花があてがわれていたりもする。EXOのLOVE SHOTみたいに曲そのものから強烈な香水の匂いがするタイプではなくて、歌詞の解釈も含めて'調香'を楽しむタイプ(MVもそうだしね)。良いアルバムだと思うので、気になる人は聞いてみてほしいなー。耳障りもよいし治安悪くない(笑)し客演も豪華なので、hiphopの入り口にしやすいと思う。

Garden - EP

Garden - EP

  • PENOMECO
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥917

 

しかし、こう書くと、今年「香り」を彷彿とさせる曲にそれなりに引っかかってるんだな…VIXXのアルバムもテーマが香りだった気がしたし、今年も年末の歌番組でのパフォーマンスが抜群にファントムで良かった。LAYくんEXOぺのにVIXXか…男の人が表現する香り、それぞれの癖が出て良いなー。

https://itunes.apple.com/jp/album/eau-de-vixx/1373133552?uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog

 

▼今年一曲だけ選ぶとしたら

GOT7 - Lullaby

https://itunes.apple.com/jp/album/lullaby/1436262268?i=1436262272&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog

JYPと相性が良くないのかなんなのか、ガッセが本当に本っっっ当に刺さらないまま2017年が終わり…。2018年も清々しい位刺さらないでいたのに、9月にリリースされたこれだけは狂ったようにずっとずっとずーーーーーーっと聞き続けてた。ララバイ、マイファーストガットセブン。

今年一定の量をを聞いた中で、自分の好みについての気づきのキーワードがいくつかあるんですけど、そのうち「早歩きが丁度いい位のテンポ」「夜感」「クラブで大っきな音で聞きたい」「音密度がそんなに高くない」「有機的な音がする」「絵が勝手に浮かぶ」etc…蜘蛛の巣みたいなステータス図を書くとたぶんららばいはどれも振り切ってるんだと思うんだよな…。元よりハウスや四つ打ちに当たる曲が好きなので、それが興じてクラブでおっきな音で聞きたいになるんだけど、ららばいはこのテンポで、このアレンジで、血管の下の方から髪の毛の先まで音圧に支配されるのが最高、となったのだった。

イントロ2秒で「これは夜中だ」と絵が浮かび、高低差のある音で「あーしかも覚めない夜だ」となり、少しずつビートの刻み方が細かくなってサビに向かって音数が増え、覚醒するのかと思ったらとスッと音が減ってまたストンと眠りに落ちて、でも強めの低音が沸々としてるからなんか、白昼夢にいるようなトリップしたような気持ちになるんだよな…なのに曲名がララバイじゃん、無理無理もう寝落ちしてるっていうか起きれなくて困る。

なので(?)、ららばいならアレンジが何でもいいかっていうとそうではないんだよな…。今年のMAMA香港で謎のバラードverとダークverを出された挙句四つ打ちじゃないと分かった時の「やりなおし!!!!!!!!」感ったらなかった。12月のとだとだで原曲のまま聞けたので年内にやりなおせてよかった。後から友人のツイートで知ったのだけど、25日のSBSは原曲ノーカットだったと聞いて、勝ち戦があったじゃん…となったのだった。

 

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ハーーーー書いた書いた。プレイリスト作ってなかったけど、この記事で取り上げた曲だけまとめたので、ご入用があればどうぞ!

 

K-POP2年生の今年は去年よりたくさん聞いた自負があったのだけど、2017年より前の曲に出会うと「これは…??」と迷子になることが多かった。なので2019年は新しい曲もさることながら、古典の履修にも力を入れようと思います。年明け早々にさっそく識者からプレゼンを受けるのですごく楽しみにしてるんだぜ!

 

そんなわけで、引き続き三年生も色んなものをmgmgして行こうと思います。皆様良いお年を〜

 

 

Thanksまでの一年に感じる孤独と絶望

Director's cut発売おめでとうございます。こうやってリリースが続いてくれることの嬉しさを噛み締めつつ、今までにない気持ちでカムバックを迎えておりますよ…。先日ソウルで開催されたファンミーティング「CARATLAND」に参加するために渡韓したのだけど、その渡韓の帰りにお友達と、タイトル曲についてと年末特番でCampfireを選んだこと、タイトル曲を作るのにかける時間とか諸々の話をする中で感じた事などを、Twitterの連投を元に備忘録としてメモ。

 

Don't wanna cryから始まった今年は、teem,ageこそいろんなタイプの曲があったけど、タイトル曲作るのがあっという間だったなんて話は一度も目にしなかったなー(CHANGE UPがめちゃめちゃ早かったって聞いた位)。CLAPだって長過ぎる尺を削ってるし、活動曲の方とどちらをタイトルにするか悩んだと聞いた。

タイトル曲だから露出多いぶんそりゃー悩んだりするのは当然なんでしょうけど、コンセプト上変化が求められる時期に一位を取りつづけられるのかっていう不安が、めちゃめちゃ出てるなって思う。曲名とか、KBSの年末特番でからっとちゃんの映像と一緒にCampfireやるところとか、特に。

※KBSはVIXXの大勝利だったなー。一般大衆に向けてアピールできるチャンスをファンに対してのアピールに使った意図は様々なんだろうけれど、Don't wanna cry〜帽子を深くかぶって〜CLAPの、アワードで見せたようなステージじゃなかったことが勿体無い、という気持ち。

 

https://twitter.com/utukushikihitoe/status/960860353574744067


やり直しを喰らい、ウンウン言いながらとっておきをだしてきて、それともう1つあった曲の良いとこどりをして1つの楽曲に仕上げる、という果てしない作業をBOMZUと一緒にやったというPretty Uの時は、デビューしてから1位が取れてないっていう不安があった時。その後のBoomBoomは1フレーズ降りてきたら完成まで早かったんだよなー(確か)。肩の荷が降りて力みが取れてたんだなって思う。当時もきっと今と同じように絶望していたのだろうけど、この一年の制作過程での絶望とは多分絶望の種類が違う。のぼり詰める過程での絶望と守るもの(順位や成績だったり自分達の今後だったり)を抱えた上での絶望って、なんていうか、成分が違う…ひょっとすると失うかもしれないという怖さを抱えれば抱えるほどめちゃめちゃ孤独になる。

セブンティーンイヤーは少年が青年期を迎えるにあたっての変化に当たる年だった。変化には不安や葛藤が伴う。孤独にもなる。Don't wanna cryをタイトル曲にした時からずっと、ウジPの緊張と不安は絶望の深さと平行線なんだな、と思っている。

孤独な時、身近に全肯定してくれる存在がいるとそっちに向きがちになる。内向き(悪い意味ではない)なメッセージが強いアウトプットが多くなるの、コンセプト消化の面でも、こういう時期の孤独のや不安をそのままなぞってるんだなー(=少年の成長を描くって意味でめちゃめちゃ忠実)という目で見守っているんだけど、気持ちの面で、アイドルでいることに助けられている時期なのかなーとも思うし、変化の時期に支えてくれたことへの「ありがとう」なのかなーとも思う。アイドルでいるということは人格ごと肯定してくれるファンを持つ、という事だと思うから…孤独な時って、いかなる時も自分自身を肯定してくれる人、ものすごく大切だよなー。

※とはいえ孤独なのは今に始まったことでもないとも思うし、からっとちゃんに支えられてるのは今も昔も変わらないんだと思うけど、今回の色々で特に感じたのはそういう時期でもあることが重なっていたからなのかもしれない。

 

Thanksは嫌いじゃないし、むしろパフォーマンスもMVもとても好きなのだけど(MVの瑞々しさがまぶしいと言っていた方がいて、大きく頷いた)、こと楽曲を'聞く'となると、これまで聞いてきた曲に感じた引っかかりみたいな何かが殆ど印象に残らなくて「つまんない…」と思ってしまった。CARATに対する内向きなメッセージを感じるから、守備力が強い曲って事なんじゃないかなーと思う。それよりはRun to youとかFalling for Uとか、そういう方が余計な力みなく作れたんだろうなーっとなる。聞いてくれる人は主にCARATだから、許される範囲が全然違うし、そりゃリラックスして作ることができる。

  

私が夢中になる人にSEVENTEENと同年代の人がほぼいないのは、青年期の葛藤や不安を乗り越えて悟りを開いた男の人のアウトプットが好きだからなんだけど(突然どうした)、SEVENTEENの今は、悟りを開いた後の「僕は僕を好きな人が好きだよ」みたいな境地が見え隠れするのが面白いなーと思っている。お友達が書いたエントリーに従うのなら可変型の人たちが面白いなーって思うし、同じ内向きでも攻めの内向きが出来るようになるとウジP一皮剥けるなーと思う(えらそう)。

この後少年が青年期を迎えることを踏まえ、今このアルバムに、ソウルコンで見せたウジとホシのソロ曲やディノのソロ曲を入れなかったのが「時期尚早」という事なんだとしたら、私は青年期のSEVENTEENが本当に楽しみですよ…。どうか良さが埋もれる事なく、SEVENTEENだけのアプローチを存分に発揮してほしいなー。キャラクター的にも声的にもパフォーマンス的にも超個性的なメンバーが13人もいるんだから、きっと色々なことができる。

 

CHANGE UPみたいな曲がタイトル曲になる日が来るといいなーと考えながら、ヲタクとしてのお熱が平熱のまま初めて迎えるカムバックです。

 

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(ウジひょんちかいめんこい好き)

 

瞬間的だったとしても、melon初一位をマークした事は大きな力になると思う!歌番組でも一位取れますように!🥇

2017年の現場5選

今年も1/12が終わろうとしています。明日から二月になってしまう。早い。去年のせぶちワールドツアー帯同の話も結局かけてないし、そうこうしているうちにEXOコンにも行ってしまった…もっと早く書こう…?

 

前回のエントリーでよく聞いた曲をまとめたので、2017年の現場もまとめておきます。2017年の2月下旬に退職&4月に転職したことで祝日が復活し、前よりも休みを取りやすい環境になったことで、足を運べた現場の数が当社比でぐぐぐっと増えました(といってもコンサート以外の現場もある)。それの代表的なものがこちら。

1/3 T.M.Revolution@日本武道館
1/7 ジャニーズWEST@横浜アリーナ
1/29 ワルキューレ@横浜アリーナ
2/21 SEVENTEEN@横浜アリーナ
3/12-17 小笠原諸島旅行(ダイビング)
3/18 if or...9@グローブ座
4/23 Liar Liar@mogra
5/2 victonショーケース@豊洲pit
5/3 Sexy zone@横浜アリーナ
5/5 Grapevine×Unicorn@Zepp DiverCity
5/21 KCON@幕張
5/29 俺節@赤坂ACTシアター
6/18 俺節@赤坂ACTシアター
6/21 防弾少年団@たまアリ
6/24-25 青森旅行(水中ニーソinラブラブショー2)
7/5- カレーの学校@ほぼ日
7/15-17 韓国旅行(SEVENTEEN遠征)
7/26-27 SEVENTEEN@たまアリ
7/30 ワンフェス(水中ニーソ)
8/4-16 古白米(水中ニーソ)@ペーターズ
8/11-13 香港旅行(SEVENTEEN遠征)
8/15 関ジャニ∞@東京ドーム
8/17 JAM@ビッグサイト
8/20-21 KCON LA ライビュ
9/2-3 SHINee@東京ドーム
9/28 Liar Liar@mogra
9/30-10/2 台湾旅行(SEVENTEEN遠征)
10/14-16 韓国旅行(テミン遠征)
11/6 Red Velvetショーケース@恵比寿ガーデンホール
11/15 よい子のK-POP
11/29 MAMA@横浜アリーナ
11/30-12/3 香港旅行(MAMA遠征)
12/21 Liar Liar@mogra

嗜好が全然わからないな…

 

どれも思い出深いのだけど、中でも印象深かった5つの現場をピックアップしました。別々に書き起こすのがいいのかもしれないけど、あとからまとめ読みしたいので、1エントリーにこつこつ書いたよー。過去の話なので記憶がまちがっていたらごめんなさい!

 

▼次元がねじれたコンサート

「1/29 ワルキューレ@横浜アリーナ

横浜アリーナさんには2017年本当にお世話になったなぁ…ステージに立つ人とステージの使い方でこんなに違う!と思った公演だった。

そもそもアニメ発のグループを見にいったのは多分これが初めてなんじゃないかなぁ。マクロスΔというアニメの中に出て来る「戦術音楽ユニット」がこの「ワルキューレ」なんだけど、細かい設定はぐぐってもらうとして、まず曲がな、良いんだ…。

不確定性☆COSMIC MOVEMENT

不確定性☆COSMIC MOVEMENT

破滅の純情

破滅の純情

いわゆるキャラクターソングではあるんだけど、何がアツいかって、ストーリーの中で歌を歌うシーンがしっかり描かれてるんですよね。主人公のフレイアはワルキューレの大ファンで、オーディションを受けに星を超えて(!)やってきて、色々経て晴れてメンバーになるんですが、不確定性☆COSMIC MOVEMENTはフレイアが初めてワルキューレとしてステージに立って歌う曲なんです。…と、こういうエピソードが全部にある。それらをコンサートにするとどうなるかというと、横浜アリーナのでっかいスクリーンにそのシーンがどーーんと写って、次元が交錯するの。テレビでキャラクターが歌ってたはずなのに!人が…歌ってるの…?生で…??ってなる。耳から入る情報はめちゃめちゃアニメなのに、目から入る情報は全然アニメじゃない。伝わるかな…すっごく不思議な感覚なんですよ、次元が脳内でねじれるような感じ。

同じように、ワルキューレのリーダーであるカナメさんが、想いを寄せるパイロット(メッサー)を目の前で亡くすシーンがあるんですけど、そこで流れるカナメさんのソロ曲「AXIA」…カナメさんとメッサーくんの絆の象徴みたいな曲なんですけど、もちろんこれを歌うときはスクリーンに映るんですよ…そのシーンが…。

お客さんはワルキューレというか作品のファンでもあるので、曲への思い入れが物凄い。みんなが寸分狂わず同じ映像を見てコンサートの日を迎えているので、アイドルのコンサートとは違う独特の一体感で高まっていく。いいですか、サノクなんかないんですアニメだもの。テレビ放送されたものを等しく受け取るんです。なのでAXIAを歌い終わった後はみんなカナメさんとメッサーくんの数々のエピソードを経て宇宙に散っていくメッサーくんを同じように思い浮かべ、会場全部が「メッサァァァァァアアアア(´;ω;`)」ってなるんですよ…(私も右に同じく)。高まり方がズレないって凄い。不思議な体験だった。

私はアニメの総集編的な劇場版の意味を見出せずにいたんだけど、このコンサートを経て、「同じ映像でもおっきなスクリーンでめちゃめちゃ良い音響で見ると、全然違うものに感じるんだ」ということを学びました。アニメの世界への没入感が全然違う。もしお気に入りの作品が劇場版になるなら迷わず見にいって欲しいです。

 

▼大きいことの正義を感じた展示

「6/24-25 青森旅行(水中ニーソinラブラブショー2)」

縁あって水中撮影ユニットの中の人としてお手伝いをしている作品が、青森の企画展で展示される、と言うことで見に行きました。展示を見に遠征するってやったことなかったんですけど、出展作品の一部をみてほしい。

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めちゃめちゃ伸び伸びしてるしなんかデカイ。作品のデカさを感じると言うことは、美術館そのものもめちゃめちゃデカイってことで…(@青森県立美術館。奈良さんのおっきな犬がいるところ)。水中ニーソも高さを生かした作品展開になったのですが、水中ニーソが高さを活かすとどうなるかというと。

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こうなる。

水中でカメラを構える人と、水中撮影を水中でお手伝いするスタッフにしか見ることのできない景色ってなんだと思います?全天球水中ニーソで擬似体験ができるので、ハコスコやオキュラスなんかを持ってる人は是非見てもらいたいのですが、「頭上から女の子がゆっくり降ってくる」。これ。この「頭上から女の子がゆっくり降ってくる」を、平面で体感できたのが青森の展示です。

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写真だと伝わりづらいのだけど、巨大バナーの下に立って上を見上げると、水面が見えるんですよ。ホントに。それがだいたい実際の深さと同じっていうことも合わさって、めちゃめちゃ不思議な体験ができた。

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でも大きいのはそれだけじゃない。持ってるフライヤーはA4だったかな…伝われこのサイズ感。ほぼ実寸大があったかと思えば五倍くらいのサイズで圧をかけてくる水の中の女の子。かわいい、に、迫力がある。迫力があるのにめちゃめちゃしなやかじゃない??不思議だよなぁ。

そしてもうひとつ。巨大バナーじゃなくてもこの迫力なのに、これに挟まれるように展開される「つぶ」。

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ちっちゃ!!(写真は本人ではありません)

でもこの対比がめちゃめちゃ良かった。大きな作品があるから小さな作品は宝石のようだったし、小さな作品があるから大きな作品がその面積と体感としての体積をそれ以上だと錯覚できる。錯覚の方向が迫力を増し増しにするし、その迫力は実際に撮影している「プール」っていう箱庭を一瞬で拡張するんだよ。すごいっていう言葉しか出ない。アクリルキューブに閉じ込められた女の子、実寸大を軽々と飛び越えて広い広い空間を自由に泳ぎ回る女の子、どちらもとっても素晴らしくて、このサイズで作品を見ることができて本当に良かった。

この作品を放った後の夏の展示(古白米)では、女の子はいよいよ水中を飛び出し、無人の原宿を泳ぎ回るのだけど、この流れからの原宿ダイビングがとにかくエモいので、みんな月刊水中ニーソRの2017年9月号買ってください。お願いします。

 

▼満足度がめちゃめちゃ高かったコンサート

「7/15-17 韓国旅行(SEVENTEEN@DIAMOND EDGEツアー遠征)」

私の中での2017年ベスト3に入る現場は、このうち私が入ったソウルコン3日目のボカチデーなんですけど、私にとっての初ソウルコンであることに加え、ホームグラウンドの熱量・韓国での単コンとしては最大キャパの会場・夏の野外、これにトドメとして、推し(ウジさん)がソロ新曲でめちゃめちゃ踊る、という。ソウルコン初体験にしてあまりにもフルコースな内容をステージの目の前のブロックで受け止めて、心の底から「1秒たりとも忘れたくないコンサートだった」と思ったのがピックアップの理由。どんなに感無量だったとしても「1秒たりとも忘れたくない」なんて表現がするりと出て来たコンサートなんか今までなかったなー。

https://www.instagram.com/p/BWnBRQmge35/

ソウルコンのむちぇごだった!!!!!生きてて良かった!!!!!! #ソウルコン遠征記17夏

https://www.instagram.com/p/BWo1YVage7f/

ステージに設置された水たまりでメンバーが踊れば水しぶきに反射した光がキラキラするし、大量の放水でもキラキラするし、間近で花火がバンバン上がるし、火柱もたつし…これは野外でしかできないなーってなった。1秒たりとも忘れたくないソウルコンだった。 #ソウルコン遠征記17夏

2017年によく聞いた曲ピックアップでも書いた、ちょっと古臭い曲がうるごしでキレイになって、方向転換するの?となっていた時期にスタートしたコンサートだったので、このソウルコンで披露されたソロ・ユニットでの新曲や、既存曲のステージアレンジがどれも印象的だった。

あるメンバーのソロステージはかわいいという単語が消え失せた誘惑の化身みたいなステージだったし、ある2人が過去何度も歌って来たバラードは清々しいほどの表現力で、歌い終わる最後の一息まで絵が浮かぶようだった。年長者2人のユニットステージは本を読みながらカフェで誰かを待っているような、上質なステージだったなぁ(あとから歌詞を見たら本当にコーヒーとかカフェとかそういう単語が含まれていて驚いた)。あの曲中でセリフのように歌われる「CARAT?」を聞いてしまったら恋せずにはいられない(今度リリースされるアルバムでめでたく音源化されるのが本当に嬉しい!)。チームのステージで、ジョッシュを真ん中に置いたDon't Listen In Secretのダークファンタジー感だって凄まじかった。当時はメンヘラアレンジなんて言葉で表現していたけど、そのアレンジをする曲としてこれを選んだことも、センターにジョッシュを置いたことも大正解もいいところで、こちらとしては降参ですと言わざるを得ない。

それだけじゃない、冒頭のPretty Uだっておもちゃ箱から飛び出てきたようなとびきり洒落たアレンジだったし、それを背負って広いステージを駆け回る様子はさながらおもちゃの国の王子様だった。そうかと思えば淡いセピア色の衣装を着て、秋にでも季節が変わったようなエッジの効いたアコースティックアレンジで、マイクスタンドを使いながらシンプルに歌うFast Pace。大人…!でもラストのHealingはセンステにできた水たまりの上で水しぶきをあげながらきゃっきゃするわけだよ。さっきまで大人だったのに…青春の煌めきじゃん…??(エモくて泣く)

SEVENTEENは曲やコンセプトをステージに昇華させることにとてもとても長けていると思うし、それを大きなステージで、夏の野外っていう特別な場所で体感できたのは本当に良い思い出になった。青春の煌めきも大人の上質さも色気もぜんぶぜーんぶ込められていて、少年の青春だけをmgmgしたくてSEVENTEENを好きになった訳ではない私にとっては物凄く満足度の高いコンサートだった。ちょうど半年経った今でもこの温度感でテキスト化できるんだからさ、そういうことだよね。

あと韓国のアイドルグループのひとつ(SEVENTEEN)から見た日本市場の位置づけを感じられたのも面白かった。活動の本拠地でもなく、誰の母国でもなく、遠征先でのびのびコンサートをするのでもなく、この国でビジネスができるかどうか試されている感じ。セットリストの違いからも読み取れる、本国の次の大きな市場としての日本公演。独特の緊張感がある。

2月の来日公演も間近に控えていることですし、今年のステージも楽しみにしています。

 

▼バンドとアイドルを上手に両立できたコンサート

「8/15 関ジャニ∞@東京ドーム」

ここしばらく「あー楽しかった!」と心から言えないコンサートが続いていたのだけど、2016年12月の冬コンが久しぶりにとても良くて、その期待を背負っての、久しぶりの夏開催のコンサート。冬コンを飛び越す「あぁ楽しかった!!」を見事に獲得いたしました。

これはお友達も言及していることなのだけど、バンドとアイドルって同じ脳みそを使う仕事ではないと思うんですよね。演奏とダンスって頭と身体の繋げ方が違うしエネルギーの使い方も違う。楽器を介すか(渋谷さんの場合はまた別だと思うけれど)身体ひとつで発信するか、みたいなところも違う。もちろんMCを挟んだりもするけれど、バンド→ダンス→ダンス→またバンド、となると集中するものも散漫になりかねず、集中することに集中した結果その分さらにエネルギーを使ったりもする。2時間も3時間もステージで人目に晒される立場でそれってなかなかに大変なことだと思うわけです。

久しぶりの夏コンはバンド、アイドルをはっきりと分けた二部構成だった。MCを挟むとかじゃない。バンドとしての一部が終わったら客電をつけ、二部が始まるとなるとまた客電を落としてアイドルとしてのオープニングを始める。人格ごと切り替えて一日ニ公演するようなものなので、体力はめちゃめちゃ使うよね…でも集中は切れない。それが良かった。

少し話がそれるのだけど、これは一曲目のための曲、ってあるじゃないですか。歌詞にわかりやすく「いらっしゃいませ」「はじまるよ」「やってやるぜ」みたいな単語が入っていたり、ひと盛り上がりできるパートがあったりする曲。ひとつ前のアルバムには、メンバーが演奏するインスト曲(High spirit)からの「勝手に仕上がれ」っていう、まさにそういう役割を担える曲があったんですけど、そのアルバムを冠にした過去のツアーではどういうわけか終盤に突然その曲が登場する、っていう「ねぇセットリスト!!!💢」な案件がありまして…本っ当に勿体無かったんです…(今思い出しても同じ気持ちになる…)。それを学んでか、今回のコンサートではそれを1曲目にはめてくれた。しかもバンドセットの一曲目。それだけで気持ちが盛り上がって「これだよーーー!!」ってなる。どの曲をどこでやるかってめちゃめちゃ大事だよ…記憶の上書きができて良かった…。

話を元に戻そう。2017年はバンドセットでMETROCKに出たりした年でもあり、関ジャムが音楽番組として素人玄人のどちらにもウケる形に熟してきた年でもある。こういう積み重ねがあったから、メンバー自身でも、音楽にまつわる技術がわかりやすく一段階上がったという自覚があったんだと思うのです。だからこそ、バンドセットだけのセットリストでファンの前に立ちたかったんだろうなぁ。なので、この二部構成によって「アイドルとしての自分たちの武器はこれです」を、バシーッと見せてきた事にもとてもグッときた。私は根本的にバンド好きだから(関西も好きだよ!)、アイドルを忘れずにそういう立ち振る舞いをしてくれる事が嬉しいのです。自主制作するバンド楽曲のクオリティもわかりやすく上がっていたしね…TokyoholicからのTrafficを仕上げる錦戸さんのスキルアップがめざましい。好きだよ錦戸さんのそういう勤勉なところ。(ホントは視聴リンクを貼りたいんだけど…海外公演やろうとしてるならデジタル配信はやく解禁してほしい)。

…そんな事もあって、バンドを一部、アイドルを二部としたことに私としては大きな納得感があった。前述の通り、どんな事を武器としても、関ジャニ∞は紛れもなく'アイドル'なんですよ。そう思う私たちに対しての「わかってる、わかってるからまぁ見とけや」と言わんばかりのアイドルとして演出の応酬にはとってもワクワクした。きらびやかでたまにトンチキな衣装もステージ映像も火も水もレーザーも、アイドルとしてのステージをつくるために存在していて、「スターじゃん!!」となる。

アイドルを見る時の我々の期待って”私が見たい姿を見せてほしい”だと思うんですけど、我々は欲深いので、カッコよく踊るところもかわいく愛嬌を振りまくところもおちゃらけて笑い合うところも普段見ない組み合わせのユニットステージもちょっと昔の曲もあの時見られなかった完成形も、みんなみんな見たい。それがみんなみんな見れたの。こんなことってある???ってなった。

久しぶりの夏コンだから、浴衣を着て花火をバックに純情恋花火ももちろんあって「十祭ぶりだね?」となる。あの時は土砂降りだったのにアンコールではきれいに雨が上がったな…格別な花火だったなぁ…と、そういう事を思い出させてくれたのも嬉しかった。抑えるところをきちんと抑えてくれる安心感もあってほっとする。

見方によってはみんな30過ぎのおじちゃん達、ともなってしまうのだけど、私にとってはずっとアイドルだなー。音楽に真摯なアイドル、かっこいいよねー?今度のコンサートも期待しちゃう!

 

▼ジャニーズ顔負けの東京ドームコンサート

「9/2-3 SHINee@東京ドーム」

※この日から今日までに色々なことがありすぎて、別の大きな思い入れが生まれてしまったのだけど…できるだけ当時の熱量で書きたいと思います。

東京ドームでのコンサートってジャニーズか三代目のコンサートでしか行ったことがなかった。ゴージャスできらびやかで非現実な東京ドームはこういうグループを見にいきでもしないと味わえないと思ってたんですよね…。なので、本当に腰を抜かしてしまった。

私が見た中では過去最大規模のサイズのLEDスクリーン、それを真っ二つに割って登場するメンバー、二階からアリーナまで全席を制圧してドームの全面積をステージに変えてしまうペンライト操作、ステージの裏側もステージに変えてしまうトランスフォーマーばりの変形バックステージ、ロボットアニメの戦闘シーンなの?!って位の量注がれるレーザーの嵐、そんなところにカメラ仕込んじゃダメ!!!!!何考えてるの!!!!!(いいぞもっとやれ)、etc…比較するのもナンセンスなんでしょうけど、ハード面で、東京ドームでここまでやれるんだ…すっご…。 

↓公式写真がない代わりに、そんなところに仕込んだカメラとステージで遊ぶおてむとキーくんをどうぞ。

バックダンサーらしいバックダンサーがいた印象もあまりなく(いたんだとしても本当に印象にない)。メンバー役でのキッズダンサーはいたけれど、人数による圧は使わないのか…という。三代目の時は客席の間を埋めるほどの人セット小物、ジャニーズはJr.がついたりするじゃないですか。そういう演出があった記憶があまりない。その分前述のようなハード面に投資してるということなんだろうけど、派手なハードにのまれないパフォーマンスができるのすごいなぁ、って。経験や練習は本当に嘘をつかないなー。

巨大なLEDスクリーンがあることで大きなセットを必要としないとなると、ステージの自由度が上がって面白かった。ものすごい量の照明やレーザーの中、ムビステを飛行機に見立ててバクステまで飛んでくGet the treasureではスクリーンにデジタルメディアシティ(土地名じゃないよ)が背景として映され、ドーム全席を使ったド派手なペンライト操作がされるんだけど、本当にデジタルメディアシティ()でコンサートを見てるような気持ちになるんだよ…「時は西暦2235年…人類は英知を駆使し我々の生活は一変した…」みたいになるわけ。かと思ったら別の曲では2階建てバスを模したトロッコで外周を回って…ステージについたら雨音がして…雨宿りしようとしたら電話ボックスからびじんのおねぇさんが出てきて…見惚れちゃって「Can I get your number?」と歌いながら踊る…。Good good feelingからのYour Number(どっちも日本語曲だよ)にreplayを合わせてレトロなミュージカルみたいにするところもかわいくて大変に良かった。これ同じステージですよね…?演出の振り幅広すぎない??

あとこれは完全に私の嗜好なんですけど、このコンサートはもう、これ。完全にこれね。

 

 

東   京   ド   ー   ム   サ   イ   ズ   の

水   中   美   男   子   だ   ー ー ー ー  !!!!

 

LUCIFERは転換曲に当てられていて、曲の半分はこの映像によるものなんですけど、ステージに立っていたメンバーが一斉にストーンっと奈落へ落ちていったと思ったらこのVCRが巨大スクリーンにバーーンッと出てくるんだよ…?心の準備ができてるわけない…私の推し、もう水中に沈められてたのね……??こんなの運命じゃん……(水中大好き一緒に沈みたい)

前述の水中ニーソ、ちょいちょいクラブVJで大きなスクリーンに投影されたりもするんだけど、それを見るのが本当に好きなんです。時間と次元が美しい方に歪んでるの素晴らしくないです??(このあたりは別途詳しく書きたい)それをだよ、映画館よりも大きな、東京ドームのメインステージを横断する程の超特大サイズで見られるなんて………しかもいつもは美人でかわいい女の子が潜ってるのに、この日はびびび美人のおおお男の人が……し、しず……(大興奮)

東京ドームが水没したかのような弩級の水中映像が前触れなく登場したもんだから思いがけず腰を抜かしてしまって、元々初日だけ参加の予定だったけど、これをもう一度、正面から見たくて翌日も参加してしまった。文字通り噛み締めるように見たよね……It's paradise ……

 

……すみません、真面目な話に戻します。

日本での活動が長いグループだから、日本語曲と韓国語曲とがおよそ60:100曲みたいな世界で(そのうち両言語でリリースされている曲は確か20もなかったと思った)、そりゃアートワークに差はあるでしょうし、音楽だって差はあるでしょうけど、さっきあげたGood good feelingやYour number、Downtown babyも然り、ダサくなりがちな懐かしさを上手にステージに落とし込んでいる所を見ると日本語曲も捨てたもんじゃないなってなる。

そしてこのコンサートはオニュさんが居なかったんです。だからこそ、メンバーによってオニュパートがカバーされるからこそ嫌になる程感じてしまう、SHINeeの声の個性。ジョンヒョンのものすごい密度の感情がこもっている繊細で張りのある声、甘くてソフトなテミンの声、鼻の付け根あたりがくすぐったくなるような独特な声のキーくん、低くて太い芯の強い声はミノだね。みんな知ってるんだけど、一番知ってる声がいない。他の4人と比べてあまり水分を含んでいない、硬度が高めの声、ほどよく高い音程で、びっくりするほどまっすぐ伸びる声。私の耳が「これはSHINeeである」と判断するのにオニュの声のウェイトが高いってことを、こういう時に自覚してしまうのはとても複雑だった。

これは後から「そうだったのか…」となったのだけど、素人目には初日のパフォーマンスがいつもより良くない、とは全くうつっておらず…。これでいつもより良くないって何事なの?という気持ちで翌日ものぞんのだけど、なるほど全然違う…。規模が大きいコンサートだと、メンバーやファンのメンタルや空気感の違いが拡声器みたいに伝わる。オニュ不在の中でのドーム公演で不安や動揺もあっただろうに、1日でこんなに仕上がりを変えてくるのもすごい。

それらに加えてMCに見るキャラ立ちも凄まじくて、私はあっという間にステージに立っている人そのものに興味を持ってしまった。私、人そのものに関心が行くまでが長いのです。曲は好き、MVは好き、ステージも好き、でもそれだけでは人そのものにまで興味が届かない。バラエティで面白い話をしていたとしても、人柄やその人のグループでの役割として琴線に触れる何かがないと人そのものに関心の矛先が向かない。どんなに曲が好きだったとしても、だ。だから人そのものまで好きになった時に初めてファンであると自覚するだけど、SHINeeのファンだと自覚したのはこのドーム公演があったからだなぁ…。

何回も行ったことのある東京ドームがまるで別の場所みたいだったし、そういう場にしてしまえるパフォーマンス・演出は文句なしにブラボーだった。「どこへでも遠征するからお願い・・・!」と祈るような気持ちで完全体を待っていたので、5人でのカムバックや5人でのコンサートに永遠に立ち会えない事実はいつ思い出しても言いようのない気持ちになるのだけど、このドーム公演で感じた真摯さを信じて、2月のドームにのぞもうと思います。どうなるかな、緊張するな…。

 

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2017年はK-POP一年生だったので、やすださんはもういいの?とか関ジャニは卒業したの?とかよく言われたけどそんなことないから!!念願のやすださんの舞台があったり、エイトコンは素晴らしかったし、気持ちは満ち満ちしてたよ!!とはいえ、関心を向ける先が増えると削らざるを得なくなるものも増えるので、2018年はもう少し上手に時間を使おう…。今年は韓国のHiphopの現場やクラブにも行きたい。引き続き色々なエンタメをmgmgして、ためずにアウトプットしていこうと思います。

K-POP一年生が2017年に良く聞いた曲ピックアップ

小笠原やワールドツアーの記事も半ばに年が明けてしまいました。今更ですが明けましておめでとうございます。今年もお隣の国のエンタメをmgmgして生きていきます。

 

去年の終わりにこんなプレイリストを作りました。

一年生なのに2017年リリース曲に限定なんてできるか!!となって2017年オブザベストをお気に入りプレイリストから選ぶことをしていなかったのですが、みんなのベスト10を見ていたらやっぱり選ぼう…となり…でも前述の通り遡って聞いた曲もそれなりにあるので、今年のベスト10じゃなくて、きっかけになった曲とか特定のシーンでめちゃめちゃぐっときたとかそういう視点でピックアップしてみようと思います。2017年以前の曲も出てくるのであしからず…

 

K-POPへの入り口になった曲

SEVENTEEN - MANSAE

Mansae

Mansae

視覚と聴覚のどちらもいっぺんに掴まれることってあまりないのですが(ながら見・ながら聞きができないことが苦痛で映画を多く見てこなかったタイプ)、ステージ映像を通して曲を繰り返しインプットしていったという。私にとってはちょう珍しい事でした。パフォーマンスと楽曲が乖離していないからこそ、とにかく映像で聞きたい、となったんだろうなー。なのでこれがK-POP入り口の曲。

SEVENTEENの楽曲は同じような理由でどれも映像で聞きたいのだけど、同様にVIXXのShangri-laはMVもステージ映像もサイコーに好きだった。扇子をバッと開く音をステージのマイクが拾ってくれるので、聞くならステージ映像がいい。活動中のステージはもちろんだけど、年末のMBC歌謡大祭典のステージがK-POP初見だったらたぶんVIXXに落ちてたと思う…いやそーでもないかな…VIXXには小さい人がいないから…(推しはだいたい小さい)

 

K-POPへの関心を深めた曲

TAEMIN - Drip Drop

Drip Drop

Drip Drop

四月のLiar Liarで初めて聞いて以来めちゃめちゃ聞いた曲。多分今年一番聞いたんじゃないかな…。全編通して湿度が高くて、メロディも中性的で、とにかくリズムが!!トラックのリズムが!!なんだこれ聞いたことない!!!すげー!!!めちゃめちゃおもしろい!!!と大興奮だった。しかもこの湿度とこのトラックに対してMVはカラッカラの屋外でワンカット撮影だから何事だ…となるよね…

K-POPには「こんなのはじめて…!」と言わせてもらえる機会をちょいちょい与えてもらって、これはそのうちの大きなひとつだった。こういう出会いがあると、またそういう出会いがあるんじゃないかと思ってわくわくしちゃう。

テミンからは2017年に出た2ndアルバムに入ってる「Crazy 4 U」でDrip Dropに似た感動を貰えたので、追いかけるのが本当に楽しい。またアルバム出せるといいなー。

Crazy 4 U

Crazy 4 U

余談ですが、四月のLiar Liarは「知らない曲を知りたい」という目的で遊びに行って黙々とShazamをし続けていたんですけど、Shazamした曲を見返すとSM所属グループの多いこと…。SMとテミンとSHINeeっていうキーワードを得たイベントでもあって、K-POPをmgmgしだしてから最初の節目になったのだった。本当に遊びに行ってよかった。

 

▼関心の薄かったジャンルへの扉をこじ開けたきっかけの曲

JEONG SEWOON - JUST U with Sik-K(Prod.GroovyRoom)

Just U

Just U

  • チョン・セウン & Sik-K
  • K-Pop
  • ¥255

私にとってのK-POP識者達が「このメンツで良くなかったら嘘」みたいなことをしきりにつぶやいていたので、「'このメンツ'とは…」となり、GroovyRoomとSik-Kを皮切りにDEAN、Loco、GRAY、Crush、pH-1…etc、そういう人をmgmgする旅に出たきっかけの曲。しょみどのアルバムもこれらとZICOを入り口によく聞いてた。

K-POPを聞くようになったことの一番の恩恵は積極的に聞いてこなかったジャンルへの関心の扉をこじ開けてくれたことだと思っていて、HipHopR&B(もちろんそれ以外にも)に私を連れていってくれたことに本当に頭があがらない。

私はプデュにあまり熱を上げていなかったので、セウンがプデュ組と知るのに時差があったんだけど、プデュ組ではなかったとしたらこういうことになったのかなー…。なので、所謂アイドルが果たす役割にこういう一面があるの、とっても良いことだと思う。アイドルかどうかは置いとくとして、さっきも触れたように私にとっての同じような役割をZICOも担ってくれているので、じこたまにも頭が上がらない。じこたまは殿堂入りさせたいArtistっていうサイコーのタイトル曲を放ってくれてるし、おてむもR&Bに引っ張っていってくれた上にMOVEっていうサイコーに攻めてるタイトル曲でカムバックしてくれるし、本当に本当に頭が上がらないことばっか。

セウンはこの曲も本当に素敵なんだけど、香港MAMAでのガールズグループカバーが素晴らしかったので聞いてほしい!日本でもこういうカバーをさらっとできる土壌があるといいなー。

 

▼とにかく打率が高くてすげぇ!となったグループ

Loona - [ ????? ]

曲じゃなくてグループになったな…?それは一曲にできないから!いくつか聞いてくれ!!

https://itunes.apple.com/jp/album/sweet-crazy-love/1304067811?i=1304067813&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenabloghttps://itunes.apple.com/jp/album/singing-in-the-rain/1252499203?i=1252499204&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenabloghttps://itunes.apple.com/jp/album/love-cherry-motion/1264960632?i=1264960640&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenabloghttps://itunes.apple.com/jp/album/vivid/1162060452?i=1162060476&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenabloghttps://itunes.apple.com/jp/album/%ED%82%A4%EC%8A%A4%EB%8A%94-%EB%8B%A4%EC%9D%8C%EC%97%90/1194968580?i=1194968677&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenabloghttps://itunes.apple.com/jp/album/loonatic/1304067811?i=1304067816&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog

ODD EYE CIRCLEのLoonaticでざわざわするTLを見て知ったんだけど、Loonaticだけを聞いた時はそんなに引っかかってこず。そのリパケの「Max&Match」で新曲が追加された途端にぎゅんぎゅんきちゃって一枚通して何度も聞いたLoona、とにかく曲の打率がすごい。アイドルソング、舞台のような曲、ドリームポップ的な曲、ディープハウス、、曲のジャンルのことはよくわからないのだけど、本当に色々なタイプの曲を展開していてそれがどれもめちゃめちゃかっこいい。すごくない??あらゆるタイプの曲がどれもめちゃめちゃかっこいいの。私は前述のアルバムで「かっこいい!!!」となり、ヨジンのKiss Laterで「わぁ!抜群にアイドル!!」となり、ヒジンのViViDで「アイドルー?!(全然違うー!)」となり、毎月を楽しみにするようなりました。Max&Matchで火がついて、リアルタイムに追えるようになったのはイブから。早くから追えていればよかったなぁ。

売り方も面白くて、コンセプトフォトとソロ曲ソロMVと一緒に毎月1人ずつ発表されていくメンバー、その中から組まれるユニット、なのにグループ本体はまだ完全体じゃないっていう。でもそんな事より何より前述の通り打率の高さのやばさやMVの美しさがすごい。1人一カ国海外ロケなのも意味がわからない。最早すごいとやばいしか言ってないんだけど、これが一人一人に費やされてることがひえええっとなる…お金…( 'A`)

MV、選べないので公式のプレイリストをどーんと。「韓国語は全くできないけどViviは香港生まれだから英語はいける、と言われたけど蓋を開けて見たら英語も全くできず、身振り手振りで伝えてカメラの前に立ってもらった。まあアンドロイドなのでしゃーないんだけど笑」というdegipediの奮闘エピソード大好き。そしてMU:E artworkが手がけたViViDの見返りヒジンに撃ち抜かれるとよい。最新のChuuのHeart Attackも良いよ!

 

▼サイコーのチルアウトだ!となった曲
そもそもチルアウトの定義を間違えてそうではあるんですけど…クラブに遊びにいって、一番最後の一曲をかけた後に照明を明るくしてお客さんが帰るまでの間に聞きたかったり、帰り道の余韻のBGMにしたい二曲を。

Sik-K,pH-1&JayPark - Iffy

Iffy

Iffy

  • Sik-K, pH-1 & ジェイ・パーク
  • K-Pop
  • ¥255

JONGHYUN - Love Is So Nice

Love Is So Nice

Love Is So Nice


Iffyのさみしい終わりたくない感、Love Is So Niceの溢れる多幸感、コンサートやクラブに遊びにいった帰り道や友達と分かれた後に聞いて( ˘ω˘ )となったなー。どちらも「帰りたくない!さみしい!まだ話していたい!終わりたくない!」をめちゃめちゃ感じさせるイントロ、ちょっと名残惜しそうに「いやー今日も楽しかったなー、ホント楽しかったよ、うん、楽しかった」と雑談をしながら帰り支度をする/帰る様子が手に取るように浮かぶんだ…。

K-POPは大きな音で全身で聞きたくなるような曲がたくさんあるし、知らない曲もたっくさんあるので、頻繁ではないけれどクラブに行く楽しみが一つ増えたなーという嬉しさがある。それを噛み締めるのがイベントからの帰路の途中、ということで、印象深かったこの2曲をピックアップ。

 

▼かっっこいい!!を全力で消費できる曲

Super Junior - Black Suit

Black Suit

Black Suit

カムバックに立ち会わせてくれてありがとう。タイトルであるこの曲然り、同じアルバムのGood Day for Good Day然り、なんてうるさいんだろう…!うるさくてかっこいいだなんてサイコーだ!

Good Day for a Good Day

Good Day for a Good Day

前にもTwitterに書いたことがあったのだけど、ちょっとレトロな木製のフロアで天井は低く、うっすら灯る暖色灯にミラーボールの光が散る、レコードのノイズが混ざった音楽が爆音で流れる場所でかかってそうな曲が大好きなんですけど(イメージビジュアルはこちら↓)、

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すじゅのアルバムはそういう曲が多くてめちゃめちゃ嬉しい。で、そういう曲をうるさい人たち(褒めてる)がカッコ良くパフォーマンスするじゃん。良くないわけない。映画みたい。そう、Super JuniorのPLAYというアルバムは全編通して映画を見ているようだなー。それだ。それ。

で、この、聞いてるだけで爆アゲな人たちのステージをMAMAin香港で見ることができたのですが、正味10分あるかないかのパフォーマンス時間中ずっと「っはぁぁかっこいい!!かっ!こ!いい!!!」と言い続けるという、SEVENTEENに対してもやったことのないアクションをしておりました。なんだろう、大人のかっこよさってこういうことだよね…。後日友人と一緒に公式動画を見返した時も「かっっこいい!ほんとうに!!かっこいい!!!」「おっぱああああああ😭😭😭(本当はオッパではない)」とわめき散らしました。すぱしょ日本でやってくれないかな…コンサート見たい…

 

▼推しの2017年オブザベスト
SEVENTEEN_SVT LEADERS - CHANGE UP

Change Up

Change Up



ぜんぶたのしい!!生きる!!!(?)となった曲。SEVENTEEN曲、ぶんぶんまでのちょっとした古臭さみたいなのがうるごしで垢抜けて、そのままキレイキレイな路線になるのかなー?と思ってたらめちゃめちゃ都会的なのにガキ大将(?!)みたいな曲とMVで、うひゃあ大正解!!!!と大はしゃぎだった。

私の推しはウジさんなんですけど、この曲1日で書いたそうでそれもなんかわかる。練りに練った感よりも力まずにパーン!と出来た、迷いのなさ感がすごい。カムバックのスペシャルステージではあまり動かないパフォーマンスだったんだけど、今度の日本でのコンサートでは動き回ってほしいなーって思う。車に乗って登場してもいいよ!
TEEN.AGEリリースまでのティザーとして公開されたこれ以外のチーム曲はどれもとても好きだし、タイトル曲のCLAPはMVもステージも百点満点なんだけど、2017年のSEVENTEENからCHANGE UPとROCKETが放たれたのが私はとても嬉しかった。ROCKETすばらしくない??最初のサビが終わった後からのジョッシュのパート・その後のばのんちゃんのパートのどちらも、メロディへの言葉の乗せ方がとっても好きで、SEVENTEENにしては少し早めのテンポ大正解!となるのです。ステージを楽しそうに練り歩くLAボーイとNYボーイを早く見たい。

Rocket

Rocket

 

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相対的に見ても聞いた曲数が多い方ではないと思うし、聞いてこなかった曲の中にもきっと「これはー!」となるものがあるんだよなーと思うと、\\ ٩( 'ω' )و ////ってなる。2018年もミーハーに面白そうな曲を追いつつ、今年はもっとクレジットを気にしながら聞いてみようと思います。あと今年はもう少しタイムリーに記事書こう…。

私のワールドツアーが終了したよ 〜 コンサートにまつわるあれこれ編

ごきげんよう。時刻はただいま台湾時間で14:08、場所は空の上。投稿する頃にはもう帰国してるはず。

小笠原漂流記が完結していないのですが、昨日の台湾公演を以って7月から始まったSEVENTEEN 1st world tour DIAMOND EDGEへの私のCheck In予定を全て消化し終わりました。ありがたいことにこの歳にしてかなり多くの経験を積めたので、何事もやってみるもんだなーっと。

ちょっと書いておきたいことがいっぱいあるので、コンサートにまつわる事と、コンサートのことと、観光のことにわけてずらずらと書きます。今回はちゃんと完結させたい…。

 

▼そもそも海を越えての遠征は初めてだった

海外旅行は何度もしているのだけど、コンサートを主目的にした旅行はなかったなぁ。でも一度チケッティングをしてしまったら「あれ、割と自力で取れる…」となるし、一度飛行機を探してみたら「あれ、高い時期だけどダイビング遠征の時より高くない…」となるし、一度宿を探してみたら「あれ、ゲストハウスじゃなくても思いの外安い…」となるわけで…。なので、お友達と8月の香港遠征を決めた後は直前で韓国行きを決め、さらに台湾行きも決め…。ドミノ倒しのように次々と飛行機と宿を抑えていて我ながら驚くばかりの6、7月だった。「ワールドツアー4カ国参加」っていう、自分にとってはなかなかの未知の領域に足を突っ込んだな…という気持ち。

でも本当に本当に航空券と宿が高くない。海外旅行となると「お金かかりそう」っていう先入観があるのだけど、近隣アジア全然そんなことない。オフシーズンは、便さえ選り好みしなければ15000円以内で往復できるし、宿は2人2泊で15000円くらいのところだってある。コンサート以外で楽しめる場所もたくさんある。チケット代が何なら一番高いかもしれないっていう…。

行ってみたいけど色々な理由をつけて行かないという選択肢をとる人は、何とかなるものならぜひその色々な理由をどうにかして行ってみてほしいと思います。そりゃ写真や動画はたくさんあがってくるし、配信もあるし、日本でも十分な情報は得られるんだけど。海外遠征してみて初めてわかることがめちゃくちゃたくさんあったし、行った国がぐっと身近になる。何より各国とそこに遠征しにきてるファンがいて、国によってはそこがホームグラウンドっていうメンバーもいて、エンタメに対するお国柄みたいなのもあって…世界規模ってスゲー、と素直に体感できる機会はそう多くないと思うのです。台湾に一緒に行ったお友達は待機列で現地のファンの子に話しかけられたそうで「日本人?どこに行ったの?来てくれてありがとう、次はこことここのお店にいってみてね!」と言うやりとりがあったとか。そういうの、逆パターンのシーンを見たりエピソード聞いた記憶って、私はない。なんだかじーんとしちゃう。そういうのも含めて遠征だと思うので、ぜひ。

 

▼海外公演のチケット、意外と自力で取れる

韓国はmelon ticket(globalのほう)、香港はCityline、台湾はtixCraftを使って、全部自力でチケットを取りました。日本人による先駆者の知恵があちこちに残っていたおかげ…ありがとうめっちゃありがとう…。ここについてはとにかく色々な違いを目にすることが多かったので、初めて目にした時の驚きとかそーいうのを覚えておきたくてメモ。How toではないですし間違えてる情報があるかもしれません。あしからず。

 

⑴ VIP(STANDING)、SEATEDが明確に分かれている

日本のコンサートって、指定席でもみんな立つじゃないですか。韓国香港台湾は立ちません。立っちゃダメ。立ってワーワーしながらみたい人はVIPと呼ばれる、スタンディングエリアのチケットを取る必要がある。

私は韓国公演はスタンディング、香港台湾は着席で。韓国は到着がギリギリだったので整理番号順の整列を体験せず…ブロックが割と細かく分かれていて、ぎゅうぎゅうに詰め込んだりしていなかったので、ステージ間際で快適にコンサートを楽しめました。香港は縦長ステージの後方、台湾は花道サイドのやや後ろの方だったので、体感的な距離の差はあれど、着席って快適…とにかく疲れずにじっくり見れる…という。それぞれに良さがあるなーとなりました。私はことSEVENTEENに関しては感情を放出できる方が好きなので、スタンディングで思う存分ワーワーできる方が性に合っているようでした。

 

⑵ VIP(STANDING)には特典があるということ(これは韓国と日本以外)

海外公演行こう!と決めて調べて初めて知ったのだけど、VIPチケット(スタンディングエリア)には特典があります。会場によるのかもしれないけど、抽選でハイタッチかサウンドチェックパーティ(おそらくリハ見学と思われる)、サイン入りポスターが、できたり見たりもらえたりします。香港の時は直前で抽選→VIP全員とハイタッチに変わったりしていた(はず)りもしたけれど、台湾はちゃんと抽選だったみたい。

香港では、ハイタッチは終演後のお見送りとして実施されていて、終演後、待機列のあったエリアに移されてみんなはけるのを待ってからハイタッチでお見送りだったようです。私はこの時ちょっとしたアクシデントがあったんだけど…まぁその、その気になったら後日まとめます…

 

⑶ 整理番号or指定席を自分で指名買いできるということ

日本と大きく違うのはこれ。ホントこれ。実際の画面はそれぞれのサイトで見てほしいんだけど、ブロックしていとかではなく、本当に1席1席の座席を選んで買うの。映画館でチケット買う時のアレをイメージしてもらうのが間違いない…。台湾は座席自動振り分けしかできなかったんだけど、韓国香港は指名買いでした。(韓国は結局はそこもスタンディングエリアだったので、座席=整理番号ということだったのかな…ギリギリに入ったのでその概念がよくわからないまま)

座席指定して買うということは「チケットが発売される時点でステージ構成が公開されている」という事になるので、日本で言う「チケット運」と言う概念は、おそらくない…。台湾のように自動振り分けの場合は、掴めた席を買うか買わないかの決断を自分でするので、どちらにせよ海外公演の座席は誰のせいにもできない。「その公演に(その席で)参加する」という計画と意思をはじめから持って買うのが、文化の違い…となるところ。

だからこそ、どのアングルを狙うのか・どのアングルを捨てるのかは、指名買いできる公演はめちゃくちゃ考えたし、あっという間に売り切れる公演は欲しい枚数分何としても確保することに集中するし…チケットを買う前から公演に対するこちらの姿勢みたいなのをすごく考えたなーとなりました。

 

⑷ チケット代が日本の相場よりも高いということ

詳しくは調べてもらいたいんですけど、さっき書いたエリアに応じて、結構チケット代に開きがあるのです。特典付きのVIPで日本円で約20000円くらいするものもあれば、後方着席席は9000円くらいとか…それでもVIPエリアからチケットは無くなっていくのですよ。うん。代行はこれに手数料が乗るわけで、そりゃスゲー価格になるよねーとなる。

どの席を取るかは値段に左右される部分も結構大きいのだけど、私は春のKCONでハイタッチ出来てたり、ワールドツアーに何箇所か参加することが決まっていたので、総合的にここはこの額のチケットで手を打とう、と決めて行動したりしました。

さっきの座席指名買いの話にも繋がるのだけど、高い値段を出して待遇の良い席を競合ひしめく中掴みにいくか(ハイリスクハイリターン)、ほどほどの値段でも良いので入れることを念頭に抑えにいくのか(ローリスクローリターン)、行くことだけ決めて運を天にまかせるのか(博打)…と並べると、日本のチケッティングの発想の元はどこなんだろうとなる。

お友達に教えてもらったのだけど、ミッチー(及川光博)のコンサートはかなり細かく席種と値段が分かれていて、わりと今回の海外公演のそれに近いのかなーと思ったりもして。

 

⑸座席グリップ〜申込確定までのタイムリミットと、キャンセル復活

これ。日本は取ったらどんな事情があってもキャンセルしないのに、韓国香港台湾はそうじゃない。なので、日本でいう「発売開始5分で全席売り切れしんだ\(^o^)/」は違う。あなたはまだ死んでない…

日本でいうとこの未入金キャンセルはもちろんあるんだけど、何より一度掴んだ席の申し込みを完了させるまでのタイムリミットがすごい。このタイムリミット内に申込を確定させないと、掴んでいた座席は即座に放出される。タイムリミットはサイトによって違うのだけど、今回使った3サイトの中で最短はたしかmelonの5分だったかな…。他も10分とかそんなもん。間違えてたらごめんなさい。とにかくとてもシビア。

いいですか、そのタイムリミット以内に、掴んだ席の決済方法入力・受け取り方法選択・その他諸々を """冷静に""" 処理するんですよ?そのサイトに英語版があるならまだしも、それぞれ現地の言語しかないならブラウザ翻訳の不思議な日本語に頼るか、先駆者の知恵を借りて自力で現地の言語の荒波をかき分けないといけないんですよ?しかも席単位でチケットを選ぶんですよ、アクセス過多でサイトが安定しない中。申込画面に進めた瞬間に「つかんだ!!!!」となるので、冷静さなんて一瞬で飛んでくんですよ…10分だって短い…。

お友達と協力して、一口で買える枚数以上を確保しないといけないなら尚更短い。事前に作戦会議をしていなかっから、特に会場規模の小さいところなんて絶対に取れないな…となったよね…

で、申込が完了しても、クレカ情報を間違えていたり、間違えて振り込みなんて選ぼうものならせっかく掴んだチケットも手からすり抜けていきます。未入金キャンセルというやつ。tixCraftだと販売開始直後に完売→数時間後にキャンセル分を集めて販売再開となっていて、す、数時間でキャンセル集めてまた売るの…?!となった…なんだそのペース…(驚)それと当日はダメでも毎日ウォッチしていると、掴んだし入金もしたけどキャンセル放出した人の分がぽろぽろと出てきたりするので、その瞬間ダメだったら終わり、では、ない…し、後ろの方の席は割とあまりがちではあるので、選り好みしなければ意外と道は開けたりするのです。

ちなみに後日韓国のYes24で別の公演を取った時は色々助けてもらって振り込みで申込したんだけど、申込期限は翌日の23:59まででした。ひええー。

 

⑹意外と会場受け渡ししてくれる

海外ユーザーに対して開けている、という事なのだと思うけど、香港意外は事前クレカ決済&当日現地受領でチケットを受け取りました。もちろんパスポートとチケット申込詳細は提示するんですけど、日本ではそんなの関係者入場かライブハウスの取り置き位でしか見かけず、大きな会場でそんなことしてるのあまりみないのでとっても新鮮だった。これがあると国外からのお客さんは慣れないことをしなくて済む分ハードルが下がっていいよなーと思いつつ、人件費と事前対応タスクが格段に上がる…と思うので複雑な気持ち…

ちなみに香港は会場ではなく、現地にたくさんあるチケット発券機(ファミポートとかLoppiみたいなもん)で購入に使ったクレカを通すと瞬時に発券してくれる、というものを活用。空港にもあるし、主要施設にはあちこちに設置してあるので超便利でした。

 

▼本国でも遠征先でもない日本

アジア圏何箇所か回ってみて、日本の位置付けって独特だなーとなった。特別ではなくて独特。

韓国は本国だしソウルコンはやっぱり特別だ。1日ごとにチームdayが設けられて、ソウルコンでしか見ることのできない演目があるし、演出もある。単コン初野外だし、花火もバンバンあがる。センステには水たまりが出来ていて、Swimming Foolのあのステップは水たまりがあることで完成するし、完全に青春の塊だったHealingでの水遊びはソウルコンでしか見られない。グッズの量も違う。やっぱりソウルコンが100%だ。

台湾香港は、チームコーナーこそ残るものの、セットリストの一部がごそっとなかったりする。グッズはソウルコングッズの一部持ち込みだった。でもMY I中国語バージョンはこの二箇所だけの披露だったね。じゅんぴとミンハオを抱えるグループとしては中国語圏はメンバーのホームであるわけで、空気感はほんわぁとあったかくなる。

一方の日本。キーになるチームごとの主要演目が一回でまとめて見れたのは日本だけだった。グッズは全てオリジナル。でもここ誰のホームでもないんだよね…。お友達と「日本公演は独特の緊張感がある。会場の大きさのせいもあるかもしれないけど、日本市場でどれだけやれるかの品定めをされている感がすごい。」みたいな話をしていて確かに…となった。大事なお客さんと捉えられているのだなぁと思う一方で、ものすごくビジネス的でもあって、だから独特。香港台湾の方が遠征に来ていて楽しい!ふたりのホーム!わーい!感が強いなーっと。日本公演に本国とは異なる力を注いでくれるのはとてもありがたいことではあるんだけど、のびのびやれる遠征先であってほしいなーとも思うわけです。ヲタク色々なことを望みがち。悪い癖。

 

 

…と、コンサートにまつわるあれこれでこんだけ書けるくらいの経験ができたわけです。海外公演、ちょっとでも行きたい気持ちがあるなら本当に行ってほしい。その時は代行に頼らず、1から全部自分で手配してみてほしいです。初めてわかることが最低でもこれだけあるし、これにさらにコンサートと観光が乗っかってくるわけで。ものすごい情報量なので体力や頭はしっかり使うんだけど、得られるものがものすごくたくさんあるから!

 

…以上、コンサートにまつわるあれこれ編でした。はー、書いた書いた。コンサート編と観光編はまた後日に。

 

小笠原漂流記(4) 海がだめでも山がある

ダイバーの朝は早い(2日目)。おはようございます。昨日の夜2本もvliveがあるなんて聞いてない…ヲタクLINEにお花咲きすぎて…眠い…f:id:dainouti:20170321000821j:image

 

さて、昨日は一本潜ってギブアップしたダイビングですが、今日はどうかなー。天気は良いのだけど風がすごいし雲行きは怪しい…と思っていたら電話が。

 

 

なんとー!(>'A`)>

 

海況は昨日より悪化しているようで、まー船は出せないですよね…気持ちを切り替えて宿主に相談し、急遽トレッキングに同行させてもらうことに(宿主のガンジーさんはネイチャーガイドもやっているのです)。元々陸の予定はガンジーさんにお願いして最終日に入れていたので、予定を入れ替えてもらったのでした。融通をきかせてくれるのありがたい…!

 

で、トレッキングの行き先はというと、こちら!

 

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ハートロック(千尋岩)

※お写真お借りしました

https://www.arinoki.com/travel/chichijima/page10.shtml

 

海から見るとハートの形をした岩、これの上を目指します。標高300m強と、私でもなんとかなりそう…良かった…でも何と言っても風が!びゅいんびゅいん吹いていて!飛ばされそう!!

 

駐車場から少し歩いて入り口に着くと、何かある…

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小笠原は世界自然遺産なので、外来種を持ち込まないように!と、竹芝でも言われて靴裏の泥を落としたりしたんだった…。千尋岩を目指すにしても同じことで、ここでも外来種を持ち込まないためのとっても原始的で簡単なお掃除をします。

靴裏は↑でゴシゴシしたあとお酢をかけ(効くらしいよ)、服はなんとコロコロ(!)で掃除。コロコロした紙はくっつかないようにゴミ箱にポイ。糊面に着いてる生物や種子は後日ちゃんと確認するんだって。

掃除が終わったら行き先をマーク。行き先によって異なる石やサンゴを指定の場所に入れます(これ下山しても元に戻さないんだって)。ガイドさんはこれを見て混雑具合をはかったりします。

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風はものすごく強くて、登山道のすぐ脇に生えてる竹がお互いぶつかり合って鳴いてるくらいだけど、天気はめちゃくちゃ良い。

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だんだん植物の種類も変わってくる。

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雨がしばらく降っていなくて水不足が深刻なこともあり、昨日雨が降っていても滝はこんな感じ。

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急遽ツアーに混ぜてもらったので、学生4人組と一緒に登った。若い。おばちゃん足引っ張らないように頑張って登る。

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繰り返しますが、風は強いけど天気はめちゃくちゃいいんだよね…じわっと汗をかく。

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ところでこの父島、もう少し行くと硫黄島があるんですよね。なので父島にも戦争の名残が割と生々しく残ってたりするのです。防空壕、軍のジープ、通信施設と通信機の残骸、爆弾の後…誰かが置いていった陸軍印入りのお皿もあった。防空壕は下山した後に実際に入ったりもしたんですけど、山の中を迷路のようにほってあって、当時は火やランプで照らしていたんでしょうけど今はまっくら。何かに使っていた大きな釜や、荷物を運ぶのに使っていたと思われるトロッコのレールもそのまま。言葉に詰まるよねぇ。

防空壕、数人しか入れないようなものから、あちこちに繋がっているものまで様々。

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鉄は腐敗して最終的には土にかえるけど、タイヤはそのまま残ってしまう。トラックがひっくり返ったままだったりするのだけど、これが突然山道に現れるから「おお…」ってなる。

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通信塔と通信施設。建物の頑丈さ、屋根の分厚さから戦争において通信の重要さがわかるよね。手前に置いてある箱は、もし遭難してしまった時のために、水や非常食などが最低限入っているとのこと。

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中はこんなに真っ暗でひっそりとしてる。

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山道の途中でこんないたずらも見かけた。同じ人の仕業なのかなー。

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これはちょっと絵面がダメな人もいるかもしれないけど、マルハチの木…の、皮。小笠原固有種で、剥がれ落ちて乾燥してくるとこの柄がはっきり浮かび上がる。結構かたいんだよ。

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そうこうしているうちに千尋岩が見えてきたのだけど、はじめにも書いた通りものすごい風だったので…

風の強さ伝わる?標高300m吹きざらし感すごい。 #小笠原漂流記

 

がっちりした柵などないからね!本当に飛ばされるかと!笑

でもここゴールじゃないから!ここからさらに20分位歩いて、たどり着いたのがここ!

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千尋岩ーー!

 

はじめのお写真を思い出していただきたいのですが、いやー、あかい!あかいね!!

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このあかさですよ。めっちょきれい。

そしてここ、岩なので、少し先に行くとそこはもう断崖絶壁。風が強くてギリギリのところまではいかなかったけど、柵も何もない(2度目)のでなかなかスリリング。天気も変わりやすく、着いた時は曇っていて、雨降るかな…みたいな様子だったけど、少し待ったら晴れてきて!今だー!となって撮ったのが↑のパノラマなのでした。

そして作っていただいたお弁当mgmg。

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でも千尋岩よりも圧巻だったのはがじゅまるの森。言葉が出ない。あんぐり口を開けてひたすら周りを見渡してばかりだった。足元まで伸びた(足元から生えた?)木をたどって木登りができちゃう。軽率に「神様がいそう」って思ってしまう。

がじゅまるの木。昔はこれを垣根にして家が建っていたとのこと。井戸や玄関の跡がある。すごい。 #小笠原漂流記

写真で見てもこの迫力だもの。すごい。

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下山する時は行きよりもサクサク歩き、予定よりだいぶ早めに戻ってきてしまったのでした。行きに混んでて撮れなかった、大きなタコの木での写真も帰りにパチっと。

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下山後は学生グループと別れ、行きに一緒だったシーカヤック組と合流して晴天の島内観光に繰り出すことに。

https://www.instagram.com/p/BRpdsq9A0yd/

下山しまして、晴天の山巡り。桑の木山からが絶景すぎてやばい(やばい #小笠原漂流記

https://www.instagram.com/p/BRpeWWrgRmY/

初寝海岸が全部見える。真ん中は白砂が続いていてシュノーケルしたさ振り切る感じ。 #小笠原漂流記

 

荒天の島内観光も楽しかったけど、晴天はやっぱりきれいだ!!

 

そして千尋岩に行く途中で通信施設とか諸々みたけれど、そこじゃなくても当時の面影はあちこちにあるようで。発電所の跡に連れてってもらったりもしたよ。廃墟ツアーして貰えばよかったなー。

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そしてここにも行ったよ!

https://www.instagram.com/p/BRpiUg5gLd7/

ウミガメの保護活動をしている施設に来たよー。八丈にもいるアカウミガメ、小笠原にいるアオウミガメもいた。あとアルビノが…!初めて見たアルビノ。 #小笠原漂流記

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ウミガメのアルビノ…!し、白い…!片目がよく見えない子のようで、この子のともう1匹だったかな…保護されていたよ。

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この後シーカヤック組と別れ、日も暮れてきたので、初日にしかお目にかからなかった夕日を抑えに行こう!と、本旅3度目のウェザーステーションに。

https://www.instagram.com/p/BRrNhQegQ_0/

昨日の夕日。このあとみるみる曇っていき、日没の頃には分厚い雨雲に覆われてしまったのでした。 #小笠原漂流記

この日の天気は本当に変わりやすくて、あっという間に曇ってしまった。遠方を見ると夕立が降っている場所がわかっちゃうくらい、局地的に天気が違う。でも地上からの夕日が抑えられたので余は満足である。

 

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この日母島から戻ってきたさくらちゃんとここで合流。そのまま宿に戻って、また飲みに出かけるのであった…

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いよいよ明日は小笠原滞在最終日だー。果たして最後にダイビングできるのか!?続く!!

 

小笠原漂流記(3) 雨にも負けず風にも負けず

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ダイバーの朝は早い。おはようございます。大きなあくびが止まらんとです。うーたんも眠そうである。

 

今日は一日ダイビングの予定なのですが。海の様子はどうかなー?と思いつつ、船の上で食べるお昼は自分たちで持ってきてね、ということで、近所のパン屋さんでパンを買い出し。

朝6:30に開店して7:00にはなくなっちゃうとのことだったんだけど、海況不良でツアーが飛ぶところもあったようで、7:00過ぎに行ってもまだラインナップ豊富でした。調子に乗って4つも買ったので、1つは朝ごはんに食べました。島たまごのクリームパンめっ美味。あっという間に完売してしまうのも納得。ちなみに島のパン屋さんはこことあともう1箇所しかないとのこと。

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しかしこの曇天ですよ…

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本当に船出るのかなー?と思いながらピックアップを待ち、船に乗り込み、ポイントに向かったんだけどーー

 

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すごい波wwwwwww

それでも午前中に「エビ丸」たるポイントに潜ると、小笠原固有種のアカイセエビやカンパチの小群れを見ることができたよ!全部おおお美味しそそそううう_:(´ཀ`」 ∠): ニラミハナダイっていう、国内ではここくらいしか見られない子もいてとってもお腹いっぱいだった。

そうしてるうちに海況はどんどん悪くなり、この一本でギブアップし帰港することに。後から聞いたらこの船ともう一隻位しか出てなかったようで、「よく(船)出したよねーあははははー!」って言いながら戻ってきたのでした。荒れた海はそれはそれで楽しい。

 

シャワー浴びた後でログ付けをしにダイビングショップ「エスコート」に。昨日のまとめにも後から追加したけど、エスコートさんはログ付けの時にどの辺りで何を見たか、地図や図に起こして教えてくれます。どこで何を見たか、の、どこで、って忘れがちなので、順番に思い出せてとてもありがたい!

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そして本日のバディさんたち。

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昨日一緒に潜ったオヤマくん(静岡で海洋生物の勉強をしている学生さん)、ダイブマスター講習中のアオイさんとヒデさん、イントラのイトウさん、船長のオオタさん。アオイさんとヒデさんも海洋科学科の学生さんで、海洋大生の多いこと。ヒデさんは自宅でカブトガニを20匹位飼育していて、個体識別ができるんだってよ…特殊スキルホルダーじゃんしゅごい。

ヒデさんが持ってたカメペンもかわいい。

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ログ付けをした後は宿でお昼をふるまっていただき、荒天の島内観光に繰り出すことに。荒天はそれはそれで楽しい(2度目)。

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ここで見た、タコノキの葉を使った民芸品「タコノ葉細工」を体験できる工房があるということで、船で仲良くなった梓ちゃんにくっついて私も作りに行くことに。

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土台から何から全部このタコノ葉を使ってできていて、とにかく軽い。カゴやコースターなど色々作れるのだけど、私はブレスレットを。2時間くらいで簡単に完成しちゃうんだよ!夏らしくてきれい。「女の人は色選びに、男の人は模様選びに時間をかけるのよねー」と話す志保子さん。私色選びに20分くらい掛けてて、そんなに悩む人はあまりみないと笑われた。

 

ブレスレットを作り終えた後は宿にてごはん。前日ふくちゃんで飲んだ時に誕生日が近い人が多いということがわかったので、今日誕生日会やろう、ということになりまして。デコレーションケーキをオーダーしてくれたり、宿主のガンジーさんがパエリアとかブイヤベースとかお刺身とか白ワインとか、めっ美味なご馳走をたくさん用意してくれたりで、豪勢な晩酌となったのでした。みーんなひとり旅で来てるってなかなか面白いよね。これもご縁だわー。

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この日の夜もvliveをかましてくるせぶちに_:(´ཀ`」 ∠):となりつつも、程良い時刻でそれぞれの宿に戻り、天気の回復を待って就寝。海どうかなー。船出せるといいなー。